高専生の新たな登竜門、第二弾が募集開始!|第2回リバネス高専チャレンジ 大阪ベイエリア賞
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長COO:髙橋 修一郎)は、2022年6月より、科学技術の実装人材として期待される高専生が挑戦・成長する場として、高専生の新たな登竜門「リバネス高専チャレンジ」を新設しました。この度、第2回大阪ベイエリア賞の募集を開始いたしました。
リバネス高専チャレンジとは
優れたアイデアと実装力を持つ高専生を対象に、研究開発・製造・土木建設の現場を始めとした実社会で生じる具体的な課題をテーマとして提示し、その解決案を研究テーマとして募集する企画です。この場で生まれた解決策は、実際の現場へと実装され、広く世界で活用される可能性を秘めています。
募集概要
設置企業・組織 | 港区産業推進協議会(大阪市港区)
大阪ベイエリア賞では、大阪市内事業者などを特別パートナーとし、同パートナーの審査による特別賞も設置します。申請された内容は、港区産業推進協議会の代表者及び協賛団体(下部参照)にも展開されますので、ご留意ください。 |
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協賛団体 (テーマ設置企業) |
・奥村組土木興業株式会社 ・成光精密株式会社 ・株式会社イノカ |
設置概要 | ミッション:大阪ベイエリアやベイエリアの企業の課題を解決せよ!(※1) 賞金・副賞:開発費30万円+現場実装への挑戦権(※2) 採択件数:若干名 |
スケジュール | 応募締切:2022年12月23日(金)18:00まで 審査結果:2023年2月ごろにご連絡予定 |
募集対象 | 高等専門学校に所属する学生及びチーム また、教員が主体となる場合は学生もチームに参加すること |
(※1)詳細な挑戦テーマは、本ページ下部に記載
(※2)協賛企業にて実施されるインターンシップにて開発・現場実証に挑戦できます。
<採択者が決定しました!リリースはこちら>
<授与式を実施しました!リリースはこちら>
<募集チラシのダウンロードはこちら!>
<説明会は終了しました>
<参考|第1回高専チャレンジの採択テーマ・インターンの様子>
ミッション
大阪ベイエリアやベイエリアの企業の課題を解決せよ!
【大阪ベイリア賞で挑戦できる課題テーマ一覧】
# | 課題テーマ | 補足説明 |
1 | 小学生でも土木建設の仕事が理解でき、興味を持てるプログラムを考案せよ! | 土木、建設業界の魅力や面白さをわかりやすく説明するコンテンツ(動画、ゲームなど)や教育プログラムの開発と実践に関わるあらゆる内容を募集します。 |
2 | 現場に潜む危険を検知・アラートする仕組みを考案せよ! | 土木、建設工事現場、工場には様々なリスクが潜んでいます。高所からの落下物や資材などの荷崩れ、不安全行動や従業員の体調変化(熱中症など)、事故や怪我に繋がる危険を検知し、効果的にアラートを行うことに繋がるあらゆる内容を募集します。 |
3 | ドローン・センサーを活用して、インフラ設備の点検を自動化せよ! | 道路、水道などの社会インフラの点検を自動化するアイデアを募集します。 |
4 | 建設車両の交通量を計測して、定量化せよ! | 2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪ベイエリアでは土木・建設工事がより一層盛んになります。土木・建設工事を行う企業は、自社の建設車両の交通量を把握して、移動ルートの最適化や、道路状況への負荷低減の考慮が必要です。建設車両に限定した交通量の計測に関するあらゆる内容を募集します。 |
5 | 弁天町駅周辺エリアの街再生プランを作成せよ! | ブランディングによる街の魅力を発信するとともに、エリア内のバリアフリー化するあらゆる内容を募集します。都市計画の要素を含めてもかまいません。 参考1)大阪市港区エリア別活性化プラン 参考2)弁天町駅周辺のバリアフリー化 参考3)大阪市弁天町地区交通バリアフリー基本構想 参考4)JR 弁天町駅と大阪ベイタワー連絡橋の現況について |
6 | 歪まない加工方法を考案し、難易度の高い案件を誰でもこなせる仕組みを構築せよ! | 精密な切削加工を行う際、ベテラン職人は加工によってどのくらい材料が歪む(変形する)か推定しながら、刃物の追い込み量(削る深さ)を微調整して加工します。ベテランの職人であれば、経験を元にある程度推定できますが、新人の場合は経験がないため感覚値を持っていません。そこで難易度の高い案件を誰でもこなせる加工方法・仕組みに関する内容を募集します。 |
7 | 切削油の汚れを検知 / 防止して、加工精度低下を阻止せよ! | 切削加工において油の汚れは加工精度に影響します。そこで、現場では早めに交換することで対応していますが、コスト面、環境配慮面で改善が求められています。実際に切削油の測定から検知する手法や、使用実績から推定する手法などの内容を募集します。 |
8 | 外国人技能実習生の業務理解度を把握して、作業間違えを削減せよ! | 町工場では海外技能実習生など多くの外国人スタッフが活躍しています。日本語が母国語ではない彼らに、日本語で教育や指導を行ったときに、理解度の差による作業の間違いや遅れが生じます。伝えたことをどう理解しているかを確認する手法や、理解が不十分なことを本人の表情から読み取る手法などの内容を募集します。 |
9 | 治工具の保管場所と関連図面を記録して、効率的な管理システムを構築せよ! | 加工に使用した・使用する治工具は町工場にとっての財産です。リピート受注した際などに関連図面と連動して、無駄なく治工具を使えるようにするため、保管場所の設計や管理するためのシステムに関する内容を募集します。 |
10 | 日々変化する案件の振り分け・優先度の管理をDX化せよ! | 受注した図面をもとに加工工程に分解し、誰が、いつ、どの機械装置で加工するかを工場長が現場で決定しています。追加で入った案件などに応じて再構成される、現場工程について、現場エンジニアや営業部署にもわかりやすく共有するためのシステムや見える化の実装についての内容を募集します。 |
11 | 省電力で生態系を観測する生態模倣ロボットを開発せよ! | クラゲなど水棲生物には、水の性質を利用しながら遊泳するシステムを有しているものが多く存在します。水棲生物に限らず、生態を模倣することで、省電力・効率的に水中内の観測を行うロボットに関する内容を募集します。 |
12 | 自然に近い波を発生する機構を開発し、自然環境を再現せよ! | 生態保全の研究をする上で、波や潮の満ち引きなど自然環境を再現した上で、環境破壊のプロセスや介入方法の検証を進めていくことが求められます。そこで、自然環境を再現する機構の開発に関する内容を募集します。 |
13 | 生き物のバイタルを非破壊的に計測/分析して、生態系を保全せよ! | サンゴをはじめ、絶滅危惧種を保全する上では、非破壊的に生き物のバイタルを計測して、健康状況を判断して、対処していく必要があります。画像認識AIやセンサを活用して、生き物のバイタルを計測/分析するあらゆる内容を募集します。 |
※課題解決の方法や手段について制約はありません。興味のある課題を選び、自分の専門性や得意なことを活かして、どのような解決策がありそうか想像しながらアイデアや仮説を考えてみましょう。採択になった場合は現場に足を運び、課題を更に深堀した上で、アイデアをブラッシュアップ・現場実装に挑戦します。
応募しかた全部教えます説明会の録画アーカイブを公開中!
設置団体・特別協賛パートナーからのコメント
大阪市港区長 山口 照美 氏
港区は大阪・関西万博の開催に向け、世界中の人が弁天町駅を中心に行き交うまちとなります。そのタイミングで「未来と世界にひらくまち・港区」を印象づけられる、発信力のあるまちにしようとシティプロモーションや先端技術の実験に場を提供するなど、さまざまに取り組んでいるところです。
昨年度も優れた提案を、全国の高等専門学校のみなさんからいただいたと聞いています。今年度の「リバネス高専チャレンジ」は、企業の課題解決がテーマです。その成果を港区の産業振興や持続可能な社会づくりにつなげられるよう区長として期待しています。
港区産業推進協議会 会長 松井 信一 氏
港区産業推進協議会では、社会課題の解決を目的に子どもたちのアイデアを企業が商品開発する「次世代人材育成事業」や、区内企業とベンチャー企業の連携による新事業の創出に取り組んでいます。
昨年度は「リバネス高専研究費」で大阪ベイエリアの活性化に繋がる素晴らしいアイデアを頂き、今年度は新たに「リバネス高専チャレンジ」として、様々な企業の現場課題への解決アイデアをご提案頂くことで、2025年の大阪・関西万博を見据えながら港区の産業振興とまちの活性化に繋げていきたいと考えておりますので、みなさまからのご応募をお待ちしております。
奥村組土木興業株式会社 代表取締役副社長 奥村 安史氏
当社は大阪・関西万博が開催される大阪ベイエリアに本社を構える総合建設会社です。
土木・建築工事、ガス・設備工事の他、建材製造販売やリサイクル事業も手掛け、幅広いフィールドで社会インフラの創造に貢献しています。2020年に創業100周年を迎えましたが、新たな100年の更なる成長を志し、「イノベーションへの挑戦」をテーマに掲げています。今回の高専チャレンジでは、当社だけでなく業界や地域社会の課題を皆さんと一緒に解決したいと考えていますので、多くの挑戦・応募をお待ちしています。
https://www.okumuradbk.co.jp/
成光精密株式会社 代表取締役 高満 洋徳 氏
当社は金属部品加工・機械加工の中でも特に精密加工に強みを持つ大阪市港区の町工場です。2018年に「ものづくりオープンイノベーション拠点”Garage Minato”」を開設し、研究者やベンチャー企業、大企業の試作開発、量産設計などの開発支援に、自社技術を活かして取り組んでいます。また、近年はベトナム人を中心とした外国人従業員・実習生も増え、技術承継、人材育成や技術力強化に力を入れて取り組んでいます。
今回の高専チャレンジでは、こうした当社の環境を進化させ、より技術力の高い町工場になることを期待しています。高専学生からのたくさんのチャレンジを期待しています。
成光精密株式会社 https://www.seikouseimitsu.com/
Garage Minato https://www.garage-minato.jp/
株式会社イノカ 代表取締役CEO 高倉 葉太 氏
イノカは、「海を見える化する」ことをミッションに掲げ、人と自然の共生を目指しています。日本は四方を海に囲まれる海洋大国です。しかし、身近にあるようで我々は海の中で何が起こっているのかほとんどわかっていません。そこでイノカは水槽の中に海を再現する独自の環境移送技術を活用して、海を都会のビルの中や大学のラボに持っていく活動を行なっています。そしてその水槽を使って、さまざまな人たちを巻き込み、海の課題を解決することにつながる実験を行っています。
その裏側にある技術はAIやIoTです。これまでわからなかったさまざまな海の課題や不思議をテクノロジーを通して解明していきたいと考えています。是非、地球の未来を高等専門学校の皆様と作っていきたいと考えています、みなさまのパッション溢れたご応募お待ちしております!
全体の流れ
①規約・募集要項の確認
規約及び本ページの募集要項を確認の上、内容に不明点がある場合はご相談ください。
②リバネスIDの登録
申請の際には、リバネスID登録が必要になります。エントリー画面はリバネスIDログイン後に表示されますので、リバネスIDに登録をお願いします。
③同意書の準備
学校活動の一環として実施する場合は学校教員の同意書(学校用)を、そうでない場合は申請者の保護責任者の同意書(個人用)を準備してください。同意書の雛形は以下からダウンロードください。
申請フォームより記入捺印済み書類のスキャンデータのアップロードし、原本はリバネス高専チャレンジ担当までご郵送ください。
郵送先:株式会社リバネス 製造開発事業部 リバネス高専チャレンジ担当
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル6階
④業界について知る
協賛企業の現場でどのような作業がされていて、そこにどのような難しさや面白さがあるのか、説明会に参加して理解を深めましょう。
>説明会はこちらから参加登録をお願いします。
【日程】
①11月 24日 (木曜日)⋅15:00~16:00
②11月 30日 (水曜日)⋅17:00~18:00
⑤課題選択・仮説立案
提示されている13の課題のうち、興味のある課題を選び、どのような解決策がありそうかアイデアや仮説を考えてみましょう。課題について想像がつかない場合は、ネット検索や論文(Google Scholarなど)で課題を調べてみましょう。
なお、採択になった場合は現場に足を運び、課題を深堀した上で、アイデアをブラッシュアップ・現場実装に挑戦します。
⑥申請
リバネスID内の以下のアイコンをクリック、「新規申し込み」ボタンより、申請書を作成ください。
課題に対する解決アイデアを記入してください。申請するアイデアは、構想段階のものでも構いません。構想図やポンチ絵などがあればデータを添付ください。
もし、既に製作したプロトタイプなどがあれば、ぜひアピールしましょう。
⑦書類選考
提出された申請書は、締切後にリバネスを通じて設置企業・団体に展開され、書類選考が行われます。
⑧面接
書類選考の通過者には、日程調整の上で面接審査を行います(遠方等の事情により、オンライン通話で行うことがあります)。面接は、プレゼンテーションならびに質疑応答を、設置企業・団体の担当者および事務局(株式会社リバネス担当者)が同席して行います。
すべての面談が終了後に、設置企業・団体によって採択者が決定されます。
⑨採択
選考結果は、結果によらず登録いただいたメールアドレスに通知します。
採択者には、通知後に必要書類を作成し、株式会社リバネスより研究開発費の支給を行います。
研究開発費の支払いにおいて採択者所属高専と調整が必要な場合は、採択者および事務局(株式会社リバネス担当者)によって調整を行います。
また、採択者は公式サイト上で公表します。
書類審査、面談審査を合わせた審査期間は、申請締切から4ヶ月程度となります(研究開発費の性質により審査の方法・期間は変更されることがあります)。
⑩現場実装への挑戦
採択者は、申請したアイデアの現場実装に挑戦する権利が得られます。長期休み期間などのインターンシップを活用して、実際に協賛企業の現場へ足を運んで、現場の課題への理解を深め、アイデアをブラッシュアップします。その上で、開発費用30万円を活用して現場実装に挑戦します。
ぜひ、実際の現場を見て、現場の技術者と議論を行いながら、アイデアの実装に挑戦してみてください。ここで実装されたアイデアは、各業界の国内企業、更には世界まで広がって、課題解決に寄与できる可能性を秘めています。
本件に関するお問合せ先
製造開発事業部 伊地知、岡崎
Tel:03-5227-4198 / Mail:[email protected]