1/14 山口周防大島にてロボットビーチクリーン対決イベントに60名が参加!

1/14 山口周防大島にてロボットビーチクリーン対決イベントに60名が参加!

2023年1月14日に山口県周防大島町の立岩海岸にて、日本でビーチクリーンに関連するロボットや装置を開発しているチームを一同に会し、それぞれのロボットと共に海岸清掃を行うイベントを開催しました。大島町内だけでなく、岩国や柳井はじめ山口県内から60名以上の小中学生と家族が集まり、ロボットと共にどのように活動すると良いかを作戦会議をし、実際に集めたゴミの量やチームワークなどを競いました。

山口県周防大島町でロボットビーチクリーン対決イベントを開催します

 

当日は、最初主催であるテレビ山口や町長から激励をいただいたうえで、地元でビーチクリーン活動をされている屋代島さとうみネットワークの山口さんから、なぜこの島に瀬戸内のゴミが集まってしまうのかをレクチャーいただきました。その上で、5チームに分かれ、ロボットの特徴を理解したうえで、地元の大島商船高専の学生さんがサポートをしながら清掃活動を行いました。

製品になったアシストスーツ、実証実験も終えた輸送ロボ、開発中のロボットハンドなどロボット開発の段階もそれぞれ異なり、砂地でのロボット開発の難しさにも気づくことができました。

審査員による審査をへて、優勝とロボット共生賞を授与しました。

優勝チーム:ゴミ拾い運搬ロボット「RTL(リトル)」仙台高等専門学校

ロボット共生賞:マイクロプラスチック回収ロボット田中 獅礼

優勝者には賞状と、記念メダルを授与しました。また、参加者には海がきれいになったお礼に地元のお弁当とお塩&海藻のお土産をもらって解散しました。2月に活動の様子がテレビ山口にて特番になって放映されますので、山口県内の方はぜひご覧ください。

テレビ放映

2月23日(木・祝)15:15〜

 

<使用したロボットと開発者>

①マイクロプラスチック回収ロボット田中 獅礼(沖縄県の小学5年生)
沖縄県在住の環境寄添い型小学生,we are SDGs kids。 大好きな海を守りたいと出来る事を実践している。現在、サイエンスキャッスル研究費THK賞に採択され、海岸の小型のプラスチックを回収できるロボットを自作中。

②現場組み立て式自律輸送ロボット株式会社 天の技(東京都)
衛星画像解析技術開発Amanogi Satellite AIや人工衛星画像用のDeepLearning等を応用した解析技術によって海洋を漂着している海ゴミ検出の開発を行っている。同時に、海ごみの輸送GPSや手動で運ぶことができるような輸送ロボットを開発した。

 

③「CuGo」株式会社CuboRex ✖︎ 大島商船高等専門学校
足場の悪いところでの移動を可能にしたキャタピラクローラユニット「CuGo」を開発。今回、大島商船高専と連携して、このキャタピラを使った海ごみの輸送を実現する。

 

④ゴミ拾い運搬ロボット「RTL(リトル)」仙台高等専門学校(宮城)
仙台高専の学生が中心となり、ゴミ拾い、運搬ロボット「RTL(リトル)」を開発。山形県等で実証事業を行っている。

⑤アシストスーツ太陽建機株式会社(山口)
重たいものをもつなどのサポートを行うアシストスーツを開発。人間の力で海ごみをスムーズに運ぶことのできるサポート体制を実現する。

 

<概要>

日時:2023年 1月 14日 (土曜日)10:30ー13:00

場所:山口県 周防大島町 立岩海岸

対象:小学生~中学2年生(市内外は問いません)

主催:海ごみゼロ維新プロジェクト実行委員会(窓口:tysテレビ山口 03-5565-0063)

運営:株式会社リバネス 03-5227-4198

<内容>
人間×ロボットのごみ拾いチームを結成し、ロボットの特性と作業場所のごみの様子から拾い方の戦略を作ります。ロボットは全国からベンチャー・小学生・高専生のエンジニアが開発したものを使わせていただきます。「ゴミの回収量、実現可能性、魅力度」について審査し、最も点数の高いチームを表彰します。また、ユニークな戦略を立てたチームに対しロボット開発者からの投票で、「ロボット共生賞」を授与します。

10:30 開会挨拶・参加者紹介
10:45 周防大島のごみ問題と島での活動について
屋代さとうみネットワーク 田中貞徳さん
11:00 ロボット紹介
11:15 現場視察・作戦タイム
(現場に合わせて運ぶ方法や簡単なロボット改良方法を考えます)
11:45 活動/開発者による投票
12:05 ごみの集計
12:15 結果発表
(学びや気づき・自分の次の挑戦についても発表します)
12:30 閉会式
12:45 記念撮影
12:55 解散(お弁当をご用意しています)