リバネスシンガポール代表徳江 稲城第四小学校の小学生600人にSDGsへの向き合い方を講演

リバネスシンガポール代表徳江 稲城第四小学校の小学生600人にSDGsへの向き合い方を講演

 2024年6月12日(水)、東京都稲城市の稲城第四小学校にて、リバネスシンガポール代表徳江紀穂子が「世界を変える力はみんなの中にある」の講演を行いました。

 本講演は、ESD (Education for Sustainable Development)の授業の一環で、SDGs (Sustainable Development Goals)についてどのように考えるべきかを、3部構成で小学校1−6年生の合計600人に対して実施された。小学校1-2年生には、何事もワクワクすることから始まり、そのためにも身近な不思議に興味を持つことの重要性を呼び掛けた。小学校3-4年生には答えのないSDGsへの取り組みだからこそ、「なんでだろう」と地球を知ろうとすることの重要性をメッセージにした。そして小学5-6年生には当たり前にも疑問を持つ大切さを語るプレゼンテーションを行った。

 「世界を変える人はどういう人か」と子供達に問いかけたところ、「大統領!」「権力があるひと」などの声が上がった。その中で、徳江は身近な課題に興味を持ち、ワクワクを追求する気持ちがあれば、誰でも世界を変えられると訴えた。

 徳江は動物の行動生態学の領域の研究者である。今までカッコウのヒナは他の鳥によって育てられるというのが「当たり前」とされていたが、オーストラリアで 托卵された宿主の鳥が、カッコウのヒナを捨てた事例を初めて発見した。常識に囚われず、なぜ「当たり前」が当たり前なのか疑問を持つところから徳江の研究は始まった。この様に何か行動を起こすためには、まず興味を持つことが第一歩である。そのためにも学校や社会の常識とされていることでも疑問を持ち、自ら調べることが大切だと語った。

 素直に自分の好奇心を追求し続けたからこそ、自分も世界初の発見をすることができたという。「知らないものは興味も持てない」、地球規模の大きな課題こそ、分解して身近なところから知ろうとする重要性を呼び掛けた。そして、そのワクワクした感情は大切にしようと子供達への最後のメッセージを締め括った。

 

◆6月13日(木)読売新聞に取り上げられました

https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20240612-OYTNT50184/

◆講演のご依頼について
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