UR都市機構とリバネスが連携パートナー協定を締結 ー 新橋・虎ノ門エリアでのイノベーション創出拠点形成を進行 ー

独立行政法人都市再生機構（以下「ＵＲ都市機構」）、株式会社リバネス（以下「リバネス」）は、令和6年5月29日に新橋・虎ノ門エリア（以下「当エリア」）におけるイノベーション創出拠点形成に向けた連携パートナー協定（以下「本協定」）を締結しました。

本協定に基づき、リバネスは当エリアにおいてＵＲ都市機構と連携・協力して、イノベーション創出拠点の運営体制の構築を進めてまいります。

また、ＵＲ都市機構は令和６年度中に当エリアで、既存ビルをリノベーションした複数のスタートアップ支援施設のオープンを計画しており、今後、これらの施設を核に両者が連携しながら、スタートアップ企業が集まり、その成長を応援する場づくりを進めてまいります。

（お問い合わせ先） ＵＲ都市機構　東日本都市再生本部　都心業務部事業推進第３課 （電話）０３－５２００－８６２７ ＵＲ都市機構　東日本都市再生本部　総務部総務課（広報担当） （電話）０３－５３２３－０６２５ 株式会社リバネス　創業開発事業部 （電話）０３－５２２７－４１９８

 

■連携協定に至る経緯
港区が策定した「新橋・虎ノ門地区まちづくりガイドライン」（以下「本ガイドライン」）では、新橋西エリアの既存ビルを活用しながら、スタートアップ向けの働く場などを提供することで、国際競争力強化に資する拠点整備が進む虎ノ門エリアと新橋駅周辺エリアとも連携してイノベーションが生まれ続けるビジネス交流拠点を形成していくことが求められています。

ＵＲ都市機構は本ガイドラインに基づき、当エリアで社会課題解決に挑戦するスタートアップ企業を集め、まちぐるみで育て、イノベーションのきっかけとなる「出会い」と「場」が溢れるまちづくりに向けた検討を進めています。

その一環として、平成31年から令和３年にかけて、リバネスはＵＲ都市機構の保有物件を活用し、イノベーション創出に必要な施設機能の導入・運営をすることで、スタートアップ企業に対する既存ビルの利用価値や導入機能の有用性の検証を行いました。また、令和５年からフードテック領域のスタートアップをはじめとした様々な企業のサービスを展示・紹介する「まちなかショーケース」の開設や、スタートアップ企業と地元飲食店の連携など、食領域から社会課題解決に貢献するまちづくりをテーマに、リバネスのグループ会社であるSustainable Food Asia株式会社と事業共同体を構成して実証プロジェクトを進めています。

これらの成果を踏まえ、ＵＲ都市機構が行った将来的なイノベーション創出拠点の共同運営を前提とした連携パートナーの公募に応募し、選定を受けてこの度の協定締結に至りました。

＜新橋・虎ノ門地区まちづくりガイドライン＞https://www.city.minato.tokyo.jp/toshikeikaku/kankyo-machi/toshikekaku/kekaku/kanjo2go-seitei.html

■主な連携内容
・イノベーション創出拠点のビジョン、運営等に係る検討
・社会課題解決に挑戦するスタートアップ企業等の呼び込み
・イノベーション推進体制の構築
・イノベーション創出拠点の開設準備

＜ＵＲ都市機構の保有物件を活用した導入機能等の有用性検証＞　平成31年～令和３年
港区虎ノ門一丁目のＵＲ都市機構保有の既存ビル２棟を暫定活用し、飲食、展示スペース、イベントスペース、スタートアップ向けオフィス、シェア会議室などの機能を導入した施設整備をリバネスが行い、スタートアップ企業等の活動拠点として運営しました。この取組みを通じて低廉な家賃や施設としての自由度の高さなど、既存ビルならではの利用価値が確認されました。

＜フードテックをテーマとしたまちなかショーケースのオープン＞　令和５年６月https://lne.st/2023/06/05/shintora2023/

＜スタートアップと地元飲食店のコラボメニュー開発＞　令和６年１月https://lne.st/2024/01/09/shintora_project/

 

【会社概要】
１. 独立行政法人都市再生機構
ＵＲ都市機構の歩みは戦後の住宅不足解消に端を発しています。1955年から様々なステークホルダーとともに、時代時代の多様性に即し、安全・安心・快適なまちづくり・くらしづくりを通して、「人が輝く“まち”」の実現に貢献してまいりました。そしてこれからも、変化する社会課題に挑戦し続けることで皆さまにお応えし、「人が輝く“まち”」づくりに不可欠な存在でありたいと考えております。これまで培ってきた持続可能なまちづくりのノウハウをいかし、都市再生事業・賃貸住宅事業・災害復興支援・海外展開支援に全力で取り組んでまいります。
所在地：神奈川県横浜市中区本町６－50－１
代表者：理事長　石田　優（いしだ　まさる）
設立年月日：2004年７月１日
ＵＲＬ：https://www.ur-net.go.jp/

２.株式会社リバネス
株式会社リバネスは、創業以来「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念として掲げ、「サイエンスをわかりやすく伝える」をコアコンピタンスに教育・人材・研究・創業に関わるさまざまな課題の解決を事業として進めてまいりました。2013年より、創業応援プロジェクトの一環としてTECH PLANTERを開始、大学研究者やベンチャー企業の発掘・育成、そして中小・中堅企業や大企業との連携による新規事業創出を進めています。
所在地：東京都新宿区下宮比町１－４飯田橋御幸ビル６階
代表者：代表取締役社長COO 髙橋　修一郎（たかはし　しゅういちろう）
設立年月日：2002年６月14日
URL：https://lne.st/