2024年度「情熱・先端 Mission-E エネルギーアイランドプロジェクト」中間イベントを開催しました!

2024年度「情熱・先端 Mission-E エネルギーアイランドプロジェクト」中間イベントを開催しました!

株式会社リバネスと日鉄エンジニアリング株式会社(以下、日鉄エンジニアリング社)は、2024年10月13日(日)に日本大学理工学部にて、2024年度「情熱・先端Mission-E  エネルギーアイランドプロジェクト」の中間イベントを開催しました。

情熱・先端Mission-E エネルギーアイランドプロジェクト」では、関東圏の4校が参加し、2024年7月から2025年3月までの8ヶ月間、「新しいエネルギーアイランド」の提案に取り組みます。具体的には、浮体式洋上風力発電所の模型を開発し、大学の本格的な造波装置付水路を使用してコンテストを実施します。コンテストでは、以下の点に着目し、発電量だけではなく、コストや環境面を含めた総合得点で競います。

・模型のサイズは規定された範囲内におさめること
・十分な風があるときに、風力発電機の能力を十分に引き出せるようにすること
・風や波に一定以上流されないようにすること 波や風で倒れたり、壊れたりしないよう、安定性と強度を十分に確保すること
・なるべく費用をおさえること
・実際に海へ設置する際に必要な、環境配慮や漁業との共生についてもアイデアを加えること


本イベントは、7月の任命式・導入イベントから3ヶ月が経過した中間時期に開催しました。目的は、生徒たちが自身のプロジェクトを客観的に見直し、他の参加校とアドバイザーからの学びを得て、最終コンテストに向けた開発を促進することです。
各参加校は、これまでの開発進捗状況を発表し、最終コンテストを想定した実証試験に挑戦しました。また、日本大学理工学部のキャンパスツアーや、日本大学理工学部の居駒教授による特別講義も実施することで、生徒の皆さんに海洋での様々な活動を支える技術全体を指す「海洋工学」の魅力について触れてもらう機会をつくりました。
中間イベント全体を通じて、生徒たちは他校の進捗状況を見ることで新たな開発のヒントを得たり、アドバイザーに具体的な開発方法について直接質問したりする機会を持つことができました。

実証試験の様子

開発状況進捗プレゼンの様子

浮体の修理を行っている様子

日本大学 居駒教授による特別講義

<エネルギーアイランドプロジェクト 中間イベント開催概要>

・日時 : 2024年10月13日(日)13:00~18:00
・場所 : 日本大学理工学部 船橋キャンパス
概要 : 浮体式洋上風力発電所の模型を設計・製作し、発電量のコンテストと、製作に要したコスト・環境面に配慮したプレゼンテーションも含め、総合的な評価を競うプロジェクト
参加校 : 開智高等学校、聖光学院高等学校、日本体育大学柏高等学校、立教池袋高等学校(順不同、計4校)
中間イベントの内容
 - 開会挨拶
 - 開発状況進捗プレゼン
 - 実証試験
 - 日本大学 居駒教授による特別講義
 - 実証試験結果報告
 - キャンパスツアー
 - 閉会挨拶

 

<情熱・先端Mission-Eとは>
情熱・先端Mission-Eは、日鉄エンジニアリング社が主催し、株式会社リバネスが企画・運営面で協力している中高生向けのエンジニアリング教育プログラムです。このプログラムでは、日鉄エンジニアリング社に所属し、最前線で活躍するエンジニアがアドバイザーとなり、8ヵ月間にわたって生徒たちの挑戦を伴走します。講義やワークショップ、学校訪問などを通じて、参加者の成長を促します。プログラムの集大成として、翌年3月にコンテスト形式の最終審査を行います。この審査では、参加者が製作した作品のコンセプトや性能だけでなく、製作コストやプレゼンテーション能力も評価の対象となります。
2015年度に始まったこのプログラムは、今年度で10年目を迎えました。これまでに延べ542名の中高生が参加し、次世代のエンジニア育成に貢献してきました。その成果が認められ、2022年度には令和4年度「青少年の体験活動推進企業表彰」(文部科学省主催)において、日鉄エンジニアリング社は、文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。この受賞は、本プログラムの教育的価値と社会的意義が高く評価されたことを示しています。

 

【お問い合わせ先】
株式会社リバネス 花里・中島
[email protected]