2024年度「情熱・先端 Mission-E エコロジープラントプロジェクト」中間イベントを開催しました!
株式会社リバネスと日鉄エンジニアリング株式会社(以下、日鉄エンジニアリング社)は、2024年10月20日(日)に日鉄エンジニアリング社の北九州技術センターにて、2024年度「情熱・先端Mission-E エコロジープラントプロジェクト」の中間イベントを開催しました。
「情熱・先端Mission-E エコロジープラントプロジェクト」は、身近な廃熱を効率的に活用する方法を創り出すことをテーマとしています。福岡県内の4校が参加し、2024年7月から2025年3月までの8ヶ月間、「廃熱を活用する未来の工場」の提案に取り組みます。このプロジェクトでは、調理器具を1つの工場に見立て、その廃熱を利用したエコロジープラントの実動模型を開発します。最終コンテストでは、以下の3つの開発条件をバランスよく満たすことが求められます
・熱源として工場の廃熱を利用すること
・廃熱となっているエネルギーをお客様が期待する仕事ができるように変換すること
・なるべく費用をおさえること
評価は、廃熱の利用効率に加え、開発費用も考慮した総合得点で競われます。このプロジェクトを通じて、生徒たちは環境配慮型エネルギー利用の重要性とコスト効率の両立という現実的な課題に取り組みます。これにより、次世代のエンジニアとしての実践的なスキルと環境意識を育むことが期待されています。
本イベントは、7月の任命式・導入イベントから3ヶ月が経過した中間時期に開催しました。目的は、生徒たちが自身のプロジェクトを客観的に見直し、他の参加校とアドバイザーからの学びを得て、最終コンテストに向けた開発を促進することです。各参加校は、これまでの開発進捗状況を発表し、最終コンテストを想定した実証試験に挑戦しました。また、日鉄エンジニアリング社の研究所見学ツアーでは、普段は目にすることのできない最先端技術に触れる貴重な機会が提供されました。さらに、アドバイザーを交えて「廃熱の利活用」をテーマにしたアイデアワークショップを実施し、生徒たちの創造力を刺激する場となりました。
生徒たちは、他校の進捗状況を見ることで新たな開発のヒントを得たり、アドバイザーに具体的な開発方法について直接質問する機会を持つことができました。
実証試験の様子
アドバイザーへ相談する様子
開発状況プレゼンの様子
アイデアワークショップの発表の様子
<エコロジープラントプロジェクト 中間イベント開催概要>
日時 : 2024年10月20日(日)13:00~18:00
場所 : 日鉄エンジニアリング株式会社 北九州技術センターS館
概要 : 工場の機能を損なうことなく廃熱を効率よく活用するエコロジープラントの設計・製作と熱の利用に関するプレゼンテーションを競うプロジェクト
参加校 : 敬愛中学校・高等学校、西南女学院高等学校、筑紫女学園高等学校、福岡舞鶴高等学校・福岡舞鶴誠和中学校(順不同、計4校)
中間イベントの内容
・開会挨拶
・開発状況進捗プレゼン
・実証試験
・実証試験結果報告
・研究所見学 / アイデアワークショップ
・閉会挨拶
<情熱・先端Mission-Eとは>
情熱・先端Mission-Eは、日鉄エンジニアリング社が主催し、株式会社リバネスが企画・運営面で協力している中高生向けのエンジニアリング教育プログラムです。このプログラムでは、日鉄エンジニアリング社に所属し、最前線で活躍するエンジニアがアドバイザーとなり、8ヵ月間にわたって生徒たちの挑戦を伴走します。講義やワークショップ、学校訪問などを通じて、参加者の成長を促します。プログラムの集大成として、翌年3月にコンテスト形式の最終審査を行います。この審査では、参加者が製作した作品のコンセプトや性能だけでなく、製作コストやプレゼンテーション能力も評価の対象となります。
2015年度に始まったこのプログラムは、今年度で10年目を迎えました。これまでに延べ542名の中高生が参加し、次世代のエンジニア育成に貢献してきました。その成果が認められ、2022年度には令和4年度「青少年の体験活動推進企業表彰」(文部科学省主催)において、日鉄エンジニアリング社は、文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。この受賞は、本プログラムの教育的価値と社会的意義が高く評価されたことを示しています。
【お問い合わせ先】
株式会社リバネス 花里・中島
[email protected]