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【超異分野学会 東京大会2025】基調講演に東京大学 教授 酒井 崇匡氏が登壇「あれもこれもゲル?複素ゲル計画、始動!」/2025年3月8日 13:30-13:50

【超異分野学会 東京大会2025】基調講演に東京大学 教授 酒井 崇匡氏が登壇「あれもこれもゲル?複素ゲル計画、始動!」/2025年3月8日 13:30-13:50

リバネスが主催する超異分野学会 東京大会2025の基調講演に、東京大学 理工学術院 創造理工学部 教授 酒井 崇匡 氏に登壇いただきます。「あれもこれもゲル?複素ゲル計画、始動!」と題してお話しいただきます。

ゲルとは、オムツやソフトコンタクトレンズなどの分子ネットワーク性の「物質」を示す一方、ゾル–ゲル法やゲル化など「状態」を指す場合もある多面的な概念である。複素ゲル計画では、構造制御により物性の自在制御が可能な理想ゲル群(Tetra Gels)を基盤とし、不均一性を含む一般のゲル(Real Gels)の包括的理解を目指す。さらに、ゲルの分子的側面を切り離し、数理的な視点で再構築するAbstract Gelsへと展開することで、Real GelsとAbstract Gelsを統合する複素ゲル(Complex Gels)という新たな学問分野を創出することを目指す。この複素ゲル科学は、複素数が数学の概念を一変させ、粒子性と波動性の相補性が量子力学を拓いたように、物質科学とネットワーク理論を結びつける革新的視座を提供すると期待される。コロイド・粉体・ガラスといったネットワーク性固体から、生物・社会システムのような複雑ネットワークに至るまで、複素ゲルの概念を広範な現象へ適用し、次世代の研究や技術開発を加速する狙いである。


あれもこれもゲル?複素ゲル計画、始動!

日時:2025年3月8日(土)13:30-13:50
場所:ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター
(東京都新宿区西新宿8丁目17−1 住友不動産新宿グランドタワー5F)

登壇者

酒井 崇匡 氏
東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 教授

昭和55年2月15日生まれ。
東京大学工学部マテリアル工学科を卒業後、同大学院で博士(工学)を取得。
2005年より日本学術振興会特別研究員として活動を開始し、東京大学大学院工学系研究科で特任助教、助教、准教授を経て、2020年から教授を務める。
高分子物理学、ゲル、生体材料の研究に従事し、主な受賞歴には、2025年の日本学士院奨励賞および日本学術振興会賞、2020年の高分子学会学術賞がある。酒井氏の研究は、ゲルの構造と特性に関する革新的な発見をもたらし、Nature MaterialsやScience Advancesなどの著名な学術誌に掲載されている。彼はまた、人工硝子体や、組織足場材料、人工靱帯としてのハイドロゲルの開発にも寄与し、その成果は生体材料の分野で広く評価されている。

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