東南アジアの課題・研究を探索し、これから取り組むべき新たな研究開発テーマを生み出す「4DRD」サービスを開始

東南アジアの課題・研究を探索し、これから取り組むべき新たな研究開発テーマを生み出す「4DRD」サービスを開始

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 COO:髙橋 修一郎)は、東南アジアにある課題や、その解決に向けて現地で行われている研究・研究者を探索し、彼らとの議論と連携を通じて日本企業がこれから取り組むべき新たな研究開発テーマを生み出す「4DRD(4 Dimensional Research & Development)」を開始します。

 

<背景>

近年、管理システムの導入や働き方改革、効率化のための取り組みが企業の研究現場に広がったことを背景として、研究員が新規テーマの種となる「新たな問い/課題」と出会うことが難しくなっています。リバネスでも様々な企業研究所のメンバーと対話する中で、新たなテーマを生みだせない、既存の事業テーマに直結する開発テーマばかりになっている、等の課題を頻繁に耳にしています。

「新たな問い/課題」と出会うには、従来の知識が及ぶ範囲からあえて外れ、いわゆるコンフォートゾーンの外にある知識を探索しにいく事が極めて重要です。リバネスでは2010年から東南アジアでの知識の探索を開始し、文化や経済背景、社会の成熟状況、気候や生態など多くの面で日本とは異なる各国で、日本の研究者とは異なる着眼点で課題や価値を捉えて研究開発が進められている事例と出会い連携を進めてきました。

リバネスではこの「違い」にこそ日本企業にとっての新たなテーマ創出のヒントがあると考えます。分野や領域を立体的・俯瞰的(3D)に捉えるのに留まらず、東南アジアという日本とは異なる時間軸で発展しつつある世界を捉えた「4D思考」で課題を見つけ、これから取り組むべき研究開発のテーマを生み出す。これを実現するのが「4DRD(4 Dimensional Research & Development)」です。

 

<解決する課題>

  • ・日本企業の研究開発において、新規テーマが生まれづらい
  • ・既存事業に直結する研究テーマが多く、新規事業に向けた研究アイデア創出ができていない
  • ・海外拠点が製造・販売機能しか持たず、新しいものを生み出す場として捉えられていない

 

<サービスの特徴>

  • ・東南アジア6カ国の各トップ大学との連携による研究者探索
    (東南アジア6カ国でのMOU締結済み大学数:28 [2025年3月1日現在])
  • ・リバネス研究費の仕組みを東南アジアで活用したテーマ公募も可能
  • ・各国での超異分野学会を活用し、研究者や現地企業・スタートアップ・政府系機関との議論構築も可能
  • ・関心のある分野・領域に応じて重点国をピックアップ

 

重点国ピックアップ例:
フードテック領域
シンガポール(食料自給率向上に向けて政府が研究・事業開発を後押し)、マレーシア(ハラル・イスラム世界への入口)
マリンテック領域
タイ、インドネシア(水産・養殖産業の重要拠点国)

 

<サービス提供のステップ>

ステップ1
東南アジアの課題・研究を知る(リバネス研究費による公募、超異分野学会への参加等)

ステップ2
リバネスのサイエンスブリッジコミュニケーターと研究テーマの方向性を議論、策定
重点探索国を決定

ステップ3
東南アジアの連携研究者を探索、議論し、研究体制を構築

 

<本件に関するお問合せ先>

株式会社リバネス 研究開発事業部 担当:西山・神藤

Tel:03-5227-4198 Mail:[email protected]