サイエンスキャッスル研究費アステラス製薬賞2025の採択チームが決定しました

サイエンスキャッスル研究費アステラス製薬賞2025の採択チームが決定しました

アステラス製薬株式会社と株式会社リバネスが共同で実施する「サイエンスキャッスル研究費 アステラス製薬賞2025」では、厳正なる審査の結果、以下の3チームを採択いたしました。

本年度は、「人と社会の関わりから健康を考える、ありとあらゆる研究」をテーマに、全国の中高生から研究提案を募集しました。

審査は、書類選考および面談審査を通して実施され、研究の独自性や社会性、実現可能性などを多角的に評価し、3つのテーマを採択しました。

 

<採択テーマ>

名前 所属 演題/テーマ名
出口優人 シンギュラリティ高等学校 説明できない体調変化をデータで伝える~支援者とのギャップを埋める研究
江川陸翔 広尾学園高等学校 「低血糖・高血糖環境下における脳内神経細胞ミトコンドリア障害の分子機構解明と新規治療標的の探索」
鈴木真理 佼成学園高等学校 入院中の中高生に特化した感情を理解できるお悩み相談AIの開発と運用

■研究に取り組む中高生

出口優人 さんシンギュラリティ高等学校 江川陸翔 さん広尾学園高等学校 鈴木真理 さん佼成学園高等学校

今後のサポート・活動予定

採択された3チームには、研究費の助成に加え、アステラス製薬の社員とリバネスのスタッフがアドバイザーとして伴走します。
特に、アステラス製薬からは、つくば研究センター所属の研究者をはじめ、様々な部署から多様な専門性を有する8名の社員がアドバイザーとして参加しています。

アドバイザーは、月に1回オンラインで実施されるメンタリングを通じて、研究の進め方や内容に関する継続的な支援を行います。中高生の研究者にとって、企業の第一線で活躍する研究者から直接フィードバックを受けられる貴重な機会となります。

また、2025年12月には、アステラス製薬つくば研究センター(茨城県つくば市)にて研究成果発表会の開催を予定しており、研究者の前で成果を発表する機会を提供します。

アステラス製薬がこの取り組みに込めた想い

「健康とは何か」を、世代を超えて語り合える仲間づくり

アステラス製薬は、VISION「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの「価値」に変える」のもと、革新的な医薬品の創出と、医療へのアクセス・アウトカム向上を目指したヘルスケアソリューションの開発を進めています。薬を届けるだけでなく、その背景にある患者さん一人ひとりの生活や不安に寄り添うことを大切にしており、「健康」とは何かを考える視点を社会全体で共有していくことを重要視しています。

すべての人が“自分らしく健康に生きる”ための社会を実現したい」という思いのもと、自らの研究活動を通じて自分なりの考えを深めていく中高生研究者とともに「健康」を考えるこの研究費制度を、2024年度から続けています。

中高生自身の疑問や気づきから生まれた研究テーマに取り組むことを通じて、「健康」が自分ごととして考えられるような世界を実現します。

本件のお問い合わせ

株式会社リバネス 吉川、西村 [email protected]