次世代共創型ヘルスリテラシー教育プロジェクト始動 〜「保健医療へのアクセス(Access to Health)」課題に子どもたちと本気で向き合う新しいサステナビリティのかたち〜

株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)は、アステラス製薬株式会社とともに、「健康を自分ごとにする力(ヘルスリテラシー)」を育む教育プロジェクトを本格展開いたします。これは、アステラス製薬のサステナビリティが重視するマテリアリティ「保健医療へのアクセス」への具体的アプローチとして、企業と次世代が共に取り組む“未来共創型の教育支援モデル”です。
CSRからサステナビリティへ。企業の関わり方も変革を迎える
近年、CSR部門・ESG部門が「サステナビリティ推進部」へ再編される動きが広がる中、企業は社会課題に対し“未来をつくる行動”として取り組む姿勢が問われています。特に「教育×健康」の分野は、未来の患者や生活者を支える持続可能な社会の基盤であり、多くの企業がその戦略的意義を再認識しつつあります。
次世代と共につくる「健康を自分ごとにする力」を育む教育プロジェクト
アステラス製薬 × リバネス 健康教育プロジェクト
〜健康を自分ごととして捉え、未来を創る次世代の育成へ 〜
本プロジェクトは、子どもたちが「健康とは何か?」を科学的・主体的に捉えられるようにする教育活動と、そこから芽生えた関心を将来の研究や行動につなげる仕組みを包括的に提供する、アステラス製薬とリバネスの協働プロジェクトです。
社会の一人一人が健康について科学的な興味を持ち、主体的に向き合うことができれば、自ら望む医療を考えられるようになり、患者となった際にも適切な治療を選択できると考えます。これは保健医療へのアクセスの課題解決にもつながります。
サステナビリティの重点課題である「保健医療へのアクセス」や「次世代育成」につながる活動として、学校現場・教員・研究を志す生徒たちに多層的にアプローチしています。
【1】生徒向け:「健康」を自分ごととして考える体験型教育プログラム
◆ 健康×科学×自己決定をテーマにした探究型授業
小中高校生向けに、「健康、そして治療の自己決定」をテーマとした実験教室を全国展開。子どもたちが自らの体や健康に関心を持ち、治療の意思決定を体感できる場を提供します。実施後の生徒アンケートでは、「健康を自分なりに定義したくなった」「自分の体ともっと向き合いたい」など、自発的な行動変容の兆しが多数見られました。
【2】教員向け:学校現場で自走できる教育コンテンツの提供
◆ 教育現場で活用しやすい設計
体験型すごろく教材などを用い、「自分にとっての健康とは何か?」を考えるアクティブラーニング型授業を開発。プレ実施でも、半数以上の生徒が「健康に関する行動を起こしたい」と回答するなど高い成果を示しました。
プレ実施実績校:立教池袋中学校・高等学校、かえつ有明中学・高等学校
2025年度実施校:森村学園中等部高等部、東海大学付属札幌高等学校、富山県立呉羽高等学校、山梨英和中学校・高等学校
https://ed.lne.st/2025/08/05/astellas-lecture2/
【3】次世代研究者向け:保健医療へのアクセスを解決するための研究マインドを支える「芽のある層」への支援
◆ サイエンスキャッスル研究費(アステラス製薬賞)
健康・医療に興味を持つ中高生に対し、研究費5万円と研究支援、発表機会(中高生のための学会サイエンスキャッスル)を提供。次世代の研究人材育成と、企業との共創コミュニティを形成。
2025年度の採択例:
・AIを用いた入院中中高生の感情理解
・低血糖・高血糖と神経系の関連研究
・説明できない体調変化を定量化する研究
https://castle.lne.st/grants/49216/
◆ 次世代のための研究所ADvance Labとの連携で継続的な成長支援
採択者(アラムナイ)と企業の交流イベントや研究ゼミも展開し、健康の自分ごと化や保健医療へのアクセスに関する課題解決の探究活動を深化・持続させる仕組みも構築中。
https://www.linoa-lab.co.jp/news-detail/250709-astellas-innovision2025
貴社の「未来共創」への想いを、教育の現場へ。
本プロジェクトは、2026年より教材提供型による全国展開を開始予定です。これらの活動を通してリバネスとアステラス製薬で、下記の3つの社会的価値を創出していきます。
・医療リテラシーの向上を通じた社会全体の健康基盤強化
・科学的思考をふまえ、治療への自己決定力を備えた次世代の育成
・製薬企業としての包括的な医療環境向上に向けた社会的存在意義の確立とブランド価値向上
また本プロジェクトは、従来の社会貢献の枠を超えて、「共に育つ」ことを軸とした企業のサステナビリティ(持続可能性)を体現する取り組みです。
・「保健医療へのアクセス」課題への直接アプローチ
・地域連携・学校・次世代研究支援の3点での社会的インパクト創出
・社員育成や社員エンゲージメントにも貢献する次世代研究者との機会提供も実施
「この取り組みに関心がある」「社内で検討してみたい」など、どんな段階でも結構です。
サステナビリティ推進部門として、未来の社会にどんな価値を残せるか――私たちと一緒に考えませんか?
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株式会社リバネス 教育開発事業部(担当:西村、齊藤)
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Tel:03-5227-4198
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