【広島カーボンリサイクルサミット2025】異分野連携で切り拓く、カーボンリサイクル産業の次の一手/2025年11月27日(木)13:40-14:30

11/27(木)に、リバネスが広島県と実施する広島カーボンリサイクルサミット2025(※)では、「異分野連携で切り拓く、カーボンリサイクル産業の次の一手」というテーマにて、パネルディスカッションを実施します。
広島県では2022年度に県独自の支援制度「カーボンリサイクル研究開発補助事業」を創設して以来、多数の共創事例を創出してきました 。広島には、自動車、鉄鋼、造船から、農業、水産業に至るまで、多種多様な産業が集積しており 、これが新産業創出の大きなアドバンテージとなっています。
特に、広島の多様な産業集積を武器に、ある産業の「廃棄物」が、全く別の産業の「資源」へと転換され、カーボンリサイクルを推進する事例が生まれています。例えば、水産業の課題であった牡蠣いかだの廃棄物が、鉄鋼業で利用されるバイオコークスへと生まれ変わるプロジェクト。あるいは、金属製錬所の排ガスが、微細藻類を育てるための絶好の栄養源となる取り組み。
本パネルでは、こうした事例が推進している成功要因に迫りつつ、個々の成功を広島の新たな産業へと昇華させるために何が必要か、経済産業省、カーボンリサイクルファンド、広島大学、県内企業の第一人者と共に、次の一手を具体化します。
本セッションに限らず、当日はカーボンリサイクルに関わる研究者、企業のポスター発表、成果発表も実施いたします。詳しくは、こちらをご参照ください。
「異分野連携で切り拓く、カーボンリサイクル産業の次の一手」
日時:2025年11月27日(木)13:40-14:30
場所:広島産業会館 西棟 第3会議室・第4会議室(広島市南区比治山本町16-31)
オンライン配信あり
詳細・申込:https://lne.st/2025/09/16/hiroshimacr7/
登壇者

刀禰 正樹 氏
経済産業省 資源エネルギー庁
資源・燃料部 燃料環境適合利用推進課 課長
平成12年4月 通商産業省入省
平成30年8月 資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力基盤室長
平成31年8月 商務情報政策局情報産業課制度企画室長
令和2年7月 商務情報政策局デバイス・半導体戦略室長
令和3年7月 商務・サービスグループ商取引監督課長
令和5年7月 内閣官房参事官(デジタル市場競争本部)
令和6年7月 現職

橋口 昌道 氏
一般社団法人カーボンリサイクルファンド 専務理事
1985年、東京大学大学院(地球物理学)修了後、通商産業省入省。立地公害局石炭課、香川県商工労働部次長・理事、産業技術環境局環境調和産業推進室長、JETROデュッセルドルフセンター 事務機械工業会欧州所長、NEDO研究開発推進部長、資源エネルギー庁石炭課長、秋田県副知事などを経て、一般財団法人カーボンフロンティア機構専務理事。2019年8月、二酸化炭素を資源とし、循環炭素社会を目指す一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)を設立。

市川 貴之 氏
広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進協議会 会長(広島大学大学院 教授)
2002年に広島大学において理論物理の分野で博士(学術)の学位を取得後、助手、准教授を経て2017年に広島大学大学院工学研究科にて教授に昇任。水素エネルギー協会理事、日本エネルギー学会新エネルギー・水素部会長,広島県CHANCE会長。水素、アンモニアの製造、貯蔵、二次電池の電極材料、様々なガスの吸着特性、及び水素貯蔵材料や水素製造の経済性評価に関する研究に従事。専門は材料科学。

紫牟田 和隆 氏
ツネイシカムテックス株式会社
技術開発研究部 部長
工業系副資材の製品開発を経て、廃棄物処理業界へ。現在はツネイシカムテックス株式会社の技術開発研究部長として、新規事業の企画立案や部下の育成を牽引している。その専門知識は焼却処理に留まらず、最終処分場の検討からリサイクル事業の計画まで、廃棄物処理全般に及ぶ。現在は、中規模藻類培養の実現に向けた取り組みとして、工場の外周壁面を利用した培養方法を発案。従来は広大な敷地が必要とされてきた藻類培養の常識を覆し、省スペース化を目指す挑戦を進めている。

〈モデレーター〉
髙橋 修一郎
株式会社リバネス 代表取締役社長 COO
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)。リバネスの設立メンバー。リバネスの研究所を立ち上げ、研究支援・研究開発事業の基盤を構築した。これまでに「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのプラットフォーム「L-RAD」など、独自のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだ事業を数多く主導している。2010年より代表取締役社長COO。令和4年度から広島県カーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業を推進。
聴講参加申し込み受付中
広島カーボンリサイクルサミットでは、アカデミア、県内企業、ベンチャー、大企業、自治体、高校生など、広島県内に限らず全国から多くの皆さまの来場をお待ちしております。
※広島県は、令和4年度に県独自の支援制度「カーボンリサイクル研究開発補助事業」を創設して以来、県内企業との共創事例の創出につなげることを目的に、毎年、県内外企業等を参加者に、補助対象者の研究成果発表会を行ってきました。
今年度は、県内だけにとどまらず、経済産業省、NEDO、一般社団法人カーボンリサイクルファンド(CRF)とも連携しながら、CR技術の社会実装を加速させることを目的に、県内外の大学等研究機関、大学・高校生等の次世代や、民間企業等の多くの関係者を巻き込み、分野・業種の枠を超えて、知識や技術を結集し、議論を通じて新たなプロジェクトや連携を生み出していく交流の場を「広島カーボンリサイクルサミット2025」と名付けて開催することにしました。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
[email protected]
03-5227-4198
(事務局:株式会社リバネス 環野・重永)
