• HOME
  • 【超異分野学会 豊橋フォーラム2025】豊橋技科大発 ワンチップ迅速診断技術の社会実装を加速する〜製品化のためのチーム作りと用途探索〜/2025年11月29日(土)

【超異分野学会 豊橋フォーラム2025】豊橋技科大発 ワンチップ迅速診断技術の社会実装を加速する〜製品化のためのチーム作りと用途探索〜/2025年11月29日(土)

【超異分野学会 豊橋フォーラム2025】豊橋技科大発 ワンチップ迅速診断技術の社会実装を加速する〜製品化のためのチーム作りと用途探索〜/2025年11月29日(土)

株式会社リバネスが、株式会社サイエンス・クリエイト、豊橋技術科学大学、東三河スタートアップ協議会と共同で主催する超異分野学会2025 豊橋フォーラムでは、パネルディスカッション「豊橋技科大発 ワンチップ迅速診断技術の社会実装を加速する〜製品化のためのチーム作りと用途探索〜」(セッションパートナー:株式会社ツジデン)を開催いたします。
超異分野学会の特徴:「異業種交流会」としての超異分野学会

本セッションでは、豊橋技術科学大学・柴田隆行教授が進めるマイクロ流路チップによる迅速診断技術を取り上げます。
この技術は、標的遺伝子(DNA/RNA)を一定温度で短時間に増幅するLAMP法を応用し、
分注・計量・反応・検出のすべてを1枚の樹脂フィルム上で完結させるものです。

現在、同大学と株式会社ツジデンとの連携により、ロールtoロールで量産可能なマイクロ流路フィルムチップの開発が進められています。この構想が進展すれば、医療・食品・農業など幅広い分野で、「現場で完結する多項目DNA診断」の実現につながる可能性があります。

食品製造の現場においては、以下のような新しい価値の形が考えられます。
原料受入や製造工程でのアレルゲン・微生物の即時検知
製品ライン上での“その場検査”による工程短縮
検査結果をデジタルデータとして自動記録し、品質保証の証跡として活用
将来的には、ハラル認証や全数保証といった「科学的な信頼性の裏づけ」にも発展し得る仕組み

こうした構想は、単なる検査技術の導入に留まらず、「品質保証を科学的に可視化し、現場の信頼性を社会的価値に転換する」という新しい方向性を示唆しています。
本セッションでは、このような社会実装の在り方を仮説として提示し、食品企業・製造企業・大学研究者それぞれの視点から、可能性を共に検討する場としたいと考えています。

本セッションのテーマに限らず、様々な切り口から研究者、ベンチャー、地元事業者とともにディスカッションするプログラムをご用意しております。詳しくは、大会ウェブサイトをご参照ください。

 

本セッションのテーマに限らず、様々な切り口から研究者、ベンチャー、地元事業者とともにディスカッションするプログラムをご用意しております。詳しくは、大会ウェブサイトをご参照ください。


豊橋技科大発 ワンチップ迅速診断技術の社会実装を加速する
〜製品化のためのチーム作りと用途探索〜

セッションパートナー 株式会社ツジデン

日時:2025年11月29日(土)13:50-14:40
場所:豊橋サイエンスコア(愛知県豊橋市西幸町字浜池333-9)

登壇者

柴田 隆行 
豊橋技術科学大学 機械工学系 教授

北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(工学)。マイクロ・ナノ加工技術を基盤としたMEMS/NEMSデバイスの開発、およびラボ・オン・チップ(Lab-on-a-Chip)技術の研究に従事。微細加工技術を応用したマイクロ流体デバイスやバイオマイクロデバイスの創出を通じて、医療・食品・農業・環境分野への応用展開を進めている。精密工学会、日本機械学会、電気学会などに所属し、マイクロデバイスとバイオ応用の融合領域で多くの研究成果を発表している。

和田恒一郎 氏
株式会社ツジデン・取締役フィルム事業部長

1995年慶應義塾大学法学部卒業。金融機関に勤務後、2002年株式会社ツジデン入社。光学フィルム担当として主にディスプレイ・センサー関連の顧客向けの営業/開発営業として経験を積む。現在はフィルム事業責任者。独自の高精細造形技術を応用し、食品市場等、従来の家電市場以外向けの製品開発を推進中。

荒川史博  氏
日本ハム株式会社中央研究所 次長

筑波大学大学院を2000年に修了後、食品メーカーにて低アレルゲン色素の開発と品質評価に従事しました。この期間中、遺伝子組換え食品および食物アレルゲンの検査法の策定に参画し、食品安全の向上に貢献しました。2009年には日本ハム株式会社中央研究所へ転職し、動物用医薬品や農薬,微生物といった様々な食品衛生分野の研究に従事。現在、社内での検査業務と並行して、ISO/IEC 17025の規格に準じた検査部門の管理及びグループ企業内への水平展開を推進し、国際基準に基づく品質管理の強化に努めています。食品衛生の専門家として、常に最新の技術と知識を追求し、安全で高品質な食品の提供を目指しています。

〈モデレーター〉
長 伸明
株式会社リバネス ものづくり研究センター センター長

大阪大学大学院知能機能創成工学専攻修了(工学修士)。2016年株式会社リバネスへ入社。国内外の各種ベンチャーの構想設計・プロトタイピング〜量産に至るまでの製造の伴走を行う。併せて、大企業とベンチャーとの連携や中小企業とベンチャーによる事業創出などにも携わっている。

聴講・参加申し込み受付中

超異分野学会では、アカデミア、地元事業者、ベンチャー、大企業、町工場、生産者、自治体、中学・高校生・高専生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。

株式会社リバネス(八木・髙橋宏之)
TEL:03−5227−4198
e-mail :[email protected]