【超異分野学会 東京2026】基調講演に奈良県立医科大学 准教授 森 英一朗氏が登壇「分子の動きを見たい!」/2026年3月7日 13:00-13:20

リバネスが主催する超異分野学会 東京2026の基調講演に、奈良県立医科大学 医学部 未来基礎医学 准教授 森 英一朗 氏に登壇いただきます。「分子の動きを見たい!」と題してお話しいただきます。
分子の動きを見たい!
生物の活動は、タンパク質を中心とした生体分子が働くことで成り立っている。2000年代には、ヒトゲノム解析により、ヒトのゲノム上の遺伝子の情報が分かるようになった。2010年代には、遺伝子が翻訳されたできたタンパク質の形は、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡などの技術によって、かなり詳しく見ることができるようになった。それでも、すべてのタンパク質が見えるようになったわけではない。ヒトのタンパク質の多くが、決まった形を持っていない部分を持っており、それらは動きを伴うために見ることは容易ではない。結晶化や凍らせて観察することができる分子は見ることができるが、動き回る分子は見ることが難しい。そんな見えない相手を「見たい!見たい!」と思い、日々研究に取り組んできた。2020年代、それは私の「分子の動きを見たい!」という想いが、少しずつ形になってきている時代と言えるだろうか。分子の動きを見る取り組みについて、紹介したい。
超異分野学会 東京2026 プログラム内
日時:2026年3月7日(土)13:00-13:20
場所:ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター
(東京都新宿区西新宿8丁目17−1 住友不動産新宿グランドタワー5F)
登壇者

森 英一朗 氏
奈良県立医科大学 医学部 未来基礎医学 准教授
モルミル株式会社 代表取締役
共同創業者の山本政高(取締役・COO)と共に、幼少期を米国・シカゴ(イリノイ州)で過ごす。奈良県立医科大学在学中に、細胞生物学の基礎研究に従事。同大学附属病院の臨床研修医を経て、米国・テキサス大学へ留学。神経難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態解明の研究を通じ、科学顧問の冨田峻介(産業技術総合研究所)・齋尾智英(徳島大学)と、山本政高・戸上晃太(CFO)と共に、2022年6月にモルミルを設立。国内13機関のアカデミアシーズを集約させ、創薬を通じた社会課題の解決に取り組んでいる。HVC KYOTO 2023・KRP賞やバイオテックグランプリ2023・最優秀賞及びメタジェン賞等を受賞。
聴講・参加申し込み受付中
超異分野学会では、アカデミア、ベンチャー、大企業、地域中堅・中小企業、町工場、生産者、自治体、中学・高校生・高専生など多くの皆さまの来場をお待ちしております。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは以下までお願いします。
株式会社リバネス(中嶋・瀬野)
TEL:03−5227−4198
e-mail : [email protected]
