薬学×自分の興味でキャリアを拓く_2025年度熊本大学薬学部アントレプレナーシップ講義「iHOPE」がスタートしました。

薬学×自分の興味でキャリアを拓く_2025年度熊本大学薬学部アントレプレナーシップ講義「iHOPE」がスタートしました。

2025年11月20日(木)、株式会社リバネス代表取締役社長CCOであり、熊本大学先端薬学教授を務める井上浄が熊本大学薬学部における講義「iHOPE」の第1回講義を行ないました。当日は薬学部1年生約100名が参加しました。 

本講義は、熊本大学薬学部の薬学科および創薬・生命薬科学科の1年生を主な対象として、学生が薬学の専門性を生かして社会で活躍するための素地としてアントレプレナーシップを身につけ、精神的にも社会的にも自立した個人として問題意識を持ちそれらを解決することに挑戦する思考性の獲得を目指します。2017年から実施してきた本講義には延べ50名以上の県内外のアントレプレナーがゲスト出演してきており、2021年度からはより実践的な学びを深める大学院生向けのiHOPE NEXTへと発展しています。

本年度は5コマの講義で構成しており、リバネス井上と、非常勤講師である弘津辰徳氏(株式会社サイディン)が講師を務めます。本年度のスタートとなる第1回講義では、「好きなことやろうぜ!」をテーマとして弘津氏を含む企業研究者兼経営者を迎えました。

講義の冒頭では、弊社井上より自身の経歴の紹介の他、薬学という自身がいま学んでいることの他に、飛地とも言える自分が興味を持てることが重なれば、唯一無二の強みになることを解説。自分が熱を持てるものは何か?という問いを投げかけました。

 その後、自身の熱と薬学の専門知識を掛け合わせて活動する3名にお話しいただきました。

弘津辰徳氏は熊本大学薬学部博士後期課程に在籍時に自身の研究対象であったシクロデキストリンの無限の可能性で世界に貢献したいと、株式会社サイディンを設立。学生時代にどのような想いで起業したのか、その想いをどう具体化してきたのかを話しました。

刈谷龍昇氏は、熊本大学発ベンチャーの株式会社キュオールを経営しながら、神戸学院大学大学で研究を行っています。刈谷氏は、医薬品開発における臨床試験の成功率をあげるたに超免疫不全マウスを利用した PDX (Patient-derived xenografts) モデルを構築し、抗がん剤の開発成功率の向上に貢献し、「がんを風邪のようにする」世界を目指すとお話いただきました。

株式会社再春館製薬所の間地大輔氏は、同社が提唱するポジティブエイジに関する事業やご自身のキャリアについてお話しいただきました。薬学は生物学、化学、医学を学ぶことから「未来を創る知識のハブ」と捉えて、薬学に自身の興味を掛け合わせてチャレンジをしていく重要性をお話しいただきました。

上記の講演の他、新しいことに挑戦する時の源になる、自分の興味があることを深掘りするワークショップを行い、それを言葉にして共有しました。本講義は、最終回となる2025年12月11日には自らの解決したい課題とそこに対するアクションをsそれぞれ一人ひとりが発表します。

なお、本講義に関する取材記事が熊大通信94号に掲載されております。ご興味がある方はご覧ください。

 

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社リバネス(担当:福田)TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]