【実施報告】Global Bridge Conference 2025を開催!

2025年12月12日(金)、「Global Bridge Conference 2025」を開催し、151名の参加者が集まりました。株式会社リバネスは、「ボーダレスな知識の橋渡しによりグローバル化を加速する」というミッションのもと、「Global Bridge Program(GBP)」を推進しています。本カンファレンスは、グローバル展開に熱意のある企業、ベンチャー、政府・自治体の皆様と共に、考え方や行動を学びあい、来年以降の取り組みを仕掛ける場として開催しました。
当日の様子についてご紹介します。
詳細については、後日コンテンツを公開して参りますので、ご期待ください。
■第1部「知識製造業の新時代におけるグローバル戦略とは?」

知識製造業の新時代におけるグローバル戦略とは、企業が生き残るために必要な戦略です。大企業・地域中核企業それぞれの立場から、具体的な経験が共有されました。例えば、研究開発機能を日本に集約するのではなく、現地マーケットに近い場所で開発を始めたという取り組みです。また、100年以上の歴史を持つ地域中核企業がイギリスを訪問した際には、中長期的な視点を重視する欧州のベンチャー企業との間に、高い親和性があることに気づいたというエピソードも紹介されました。また、ベンチャー企業との連携について、自社の強みを再言語化し、スピード感をもって新規事業を創出できるという利点も挙げられました。
登壇者:
- ・キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業本部 ヘルスサイエンス事業部主務 川久保 武氏
- ・株式会社リコー 技術統括部 先端技術研究所 事業企画室 グローバル戦略担当 池應 敏行氏
- ・株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長 山田 豊久氏
- ・カネマサ製作株式会社 代表取締役 関根 誠司氏
- ・[モデレーター]株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸 幸弘
■第2部「即実行!成果にこだわる実践者」

まず、今年度の仙台グローバルスタートアップ・ハブ事業「仙台・東北エクスパンションプログラム」より6社、グローバルサウス未来志向型共創等事業より5社、合計11社の採択企業の皆様にピッチしていただきました。
その後のパネルディスカッションでは、両事業で成果を出したベンチャー企業に登壇いただき、「ベンチャー企業はいつ海外展開を考えるべきか?」というテーマで議論。「まだ早いと思ったけれどもシード期でも海外に行くべし、なぜならば事業計画を考えるところから加速することができたから」「プロダクトがあるならば即海外展開を始めるべき。使ってみたいという声がかかるのに機会損失してはもったいない」といった生の声を聞くことができました。政府や自治体の視点でも、スタートアップ支援において早い段階での海外展開を視野に入れること、そして事業仮説が変わることを柔軟に理解する重要性についても強調されました。
登壇者:
- ・経済産業省通商政策局 貿易振興課 課長補佐 海野 将司氏
- ・ugo株式会社 代表取締役 CEO 松井 健氏
- ・仙台市 経済局 イノベーション推進部 スタートアップ支援課 鎌倉 宏氏
- ・amu株式会社 Co-founder 芦原 昇平氏
- ・[モデレーター]株式会社リバネス 研究開発事業部 神藤 拓実
■第3部「日本を知識製造業の中心地へ 〜インバウンド・グローバライゼーション構想を実装する〜」

今回は、東南アジアから日本展開を目指すベンチャー企業が来日してくださいました。茨城県「進出有望外国企業等とのビジネスマッチング事業」における“Go to Ibaraki – Southeast Asia startup Acceleration Program ”より3社、KOBASHI ROBOTICSが推進するKOBASHI MONOZUKURI STANDARDより3社、合計6社の企業の皆様にピッチいただきました。
続いてパネルディスカッションでは、地域中核企業・自治体・政府がインバウンド戦略を議論。「グローバルな視点を持ちどのように地域企業を活性化するか」「日本企業の強みは、再現性のあるものづくりができること」「海外ベンチャーとの連携について、自分たちだけでなく試してみる企業をもっと増やしていきたい」といった意見が交わされました。
登壇者:
- ・茨城県 営業戦略部 国際渉外チーム グループリーダー 青山 悠氏
- ・KOBASHI ROBOTICS株式会社 知識製造部 スペシャリスト 稲田 和也氏
- ・金融庁 総合政策局参事官 島崎 征夫氏
- ・[モデレーター]株式会社リバネス 執行役員 塚田 周平

会場ではポスター交流も実施し、登壇者・聴講者の垣根なく新たなアイディアを交換することができました。
登壇者の皆様のリアルな知見や、ポスター交流での活発な議論を通じて、今後のグローバル戦略や事業推進のヒントを得る機会となりましたら幸いです。
一歩踏み出してみたい方におすすめ!
ディープテックツアー参加企業募集中
海外展開を目指すスタートアップや企業が共に海外へ渡航し、現地の大手企業、インキュベーター、大学研究者など、イノベーション・エコシステムを構成する多様なプレイヤーを訪問するプログラムです。各訪問先では、参加企業が英語で自社技術や強みを紹介し、現地での事業展開の可能性について議論する機会を設けています。
1−2月シーズン
- マレーシア :2026年1月19日(月)〜21日(水)
- ベトナム :2026年1月22日(木)〜24日(土)
- タイ :2026年1月29日(木)〜31日(土)
- インドネシア:2026年2月 5日(木)〜 7日(土)
- シンガポール:2026年2月 9日(月)〜10日(水)
4−5月シーズン
- イギリス :2026年4月22日(水)〜24日(金)
- マレーシア :2026年5月14日(木)〜16日(土)
- シンガポール:2026年5月21日(木)〜23日(土)
- フィリピン :2026年5月28日(木)〜30日(土)
費用:45万円/人(税抜)
〆切:
- 1−2月シーズン:2025年12月19日(金)
- 4−5月シーズン:2026年 3月13日(金)
ぜひご参加ください。
【本件に関するお問合せ】 戦略開発事業部:秋永
