2026年 新年のご挨拶-株式会社リバネス 代表取締役社長COO 髙橋修一郎

2026年 新年のご挨拶-株式会社リバネス 代表取締役社長COO 髙橋修一郎

世界の転換 知識製造業の必然性

いま世界は、明らかに大きな転換点に立っています。地政学リスクの常態化、エネルギー・食料・医療をめぐる不確実性、生成AIをはじめとする技術進展の急加速。これらは単なる環境変化ではなく、社会構造そのものが転換期に入ったことを示しています。こうした時代において、新たな課題をいち早く見出し、知識を以って解決に導く「知識製造業」の役割は、これまで以上に大きくなってきました。

2025年の深化と挑戦

振り返ると、2025年は深化と挑戦を同時に進めた一年でした。私自身もこれまでに積み上げてきた土台をアップデートしつつ、一方でその上で行う事業の新しいチャレンジを模索し続けました。

リバネスの原点でもあるアカデミアとの連携では、東京科学大学陽明交通大学(台湾)とのMOUを締結しました。東京科学大学とは、サイエンスキャッスルワールド2025を共催し国を超えて次世代研究者が挑戦できる「場」を着実に広げました。

大学発ベンチャーの成長支援においては、SMBCグループとの連携を発表することができました。金融・事業・研究が連動し、大学発シーズの芽出し期(=ジャーミネーション期)の伴走を強化することで社会課題解決と日本の再成長を達成するしくみづくりを進めていきます。

日本企業の研究開発の加速にも積極的に取り組みました。例えば、ダイドーグループホールディングスの新たな研究所の立ち上げに参画し、大学やスタートアップの研究力を重ね合わせながら、新たな素材や技術の可能性を探る取り組みを進めることができました。

理念に謳う「地球貢献」につながる動きとしては、これまでにも注力してきた東南アジアに加え、中東オマーン、台湾へも出向き、次の世界を知る一歩を踏み出しました。海外での登壇も積極的に行い知識製造の概念を広げる活動にも注力しました(InnoVEX TaiwanVietnam Innovation Summit 2025)。

海外ベンチャーが日本へインバウンドする動きも加速しました。特に東アジアの台湾韓国からのインバウンドグローバリゼーションの端緒をつかんだことは、これからのリバネスグループの事業展開に大きな一歩となります。この活動は、日本の産業界やアカデミアが持つ底力を再発見し、日本企業が世界のベンチャーとともに事業を生み出す新たな手法になっていきます。

次の12年へ 学び続ける「個」と組織として

事業部長を中心とした7事業体制も深化しています。それぞれの現場が意思決定と実行を担う、より筋肉質で自律的なチームへと成長していることを実感しています。2025年をもって、個の力を最大に活かし組織を前進させるオペレーション体制の構築は、第一フェーズを終えることができました。延長線上にない未来に向けた次の挑戦をするための組織基盤が完成したと言えます。

しかし、リバネスの強さの根源は、現場で考え、現場で動き、現場で知識を紡ぐ、この積み重ねであることは変わりません。世界が大きく揺れ動く今だからこそ、私たちは立ち止まらず、知識をブリッジし新たな知識を生み出すことに集中していきます。「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念は、決して抽象的な理想ではありません。目の前の課題一つひとつに、愚直に向き合うことでのみ、実現できるものです。リバネスは「知識製造業」の実践者として、世界の転換点の真っ只中で、新しい挑戦を続けていきます。

2026年、 リバネス設立24周年を迎えます。

次の12年、リバネスグループがより大きく発展するために、私自身も先頭に立って学びを止めない姿勢を体現する一年にします。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

2026年1月16日
株式会社リバネス
代表取締役社長COO 髙橋修一郎