「広島県カーボンリサイクルサミット2026」聴講者募集!(11/19木 開催)

CO₂の資源化に挑む研究者・企業が広島に集結。研究成果の発表と、地域資源を活用した新たな共創プロジェクト創出へ
広島県は、2026年11月19日(木)に「広島県カーボンリサイクルサミット2026」を開催します。
本イベントでは、カーボンリサイクルに関する国の政策動向や最新の研究開発についての講演に加え、広島県の研究開発支援事業の採択者等による研究成果のポスター発表、研究者・企業が具体的な連携可能性を議論する共創ワークショップを実施します。
今年度は、研究成果の発信にとどまらず、研究者・スタートアップ・企業・行政がそれぞれの技術や資源、課題を持ち寄り、共同研究・実証・事業化につながる新たな連携を生み出すことを目指します。
カーボンリサイクル技術に関心を持つ企業、研究者、自治体、支援機関など、幅広い皆様のご参加をお待ちしています。
1.開催概要
- イベント名: 広島県カーボンリサイクルサミット2026
- 日時: 2026年11月19日(木)13:00~17:00
- 会場:広島県立広島産業会館 東展示館 1F 第2・第3展示場(現地開催)
アクセスマップ:https://sangyoukaikan.jp/organizer/?utm_source=gemini - 主催: 広島県
- 対象: カーボンリサイクル技術の研究開発・事業化に関心のある企業、大学・研究機関、スタートアップ、行政、支援機関等
- 参加費: 無料
- 参加申込: https://forms.gle/NejXVkq7gnmBsJyu5
- 当日のプログラム(予定)
- 13:00 開会挨拶
- 13:05 特別講演
- 13:40 連携議論ショートピッチ
- 14:10 記念撮影・休憩
- 14:25 共創ワークショップ
- 15:50 ポスター交流会・ネットワーキング
2.講演概要
カーボンリサイクルの社会実装を加速させるため、国の政策動向と、CO₂を資源として活用する先端研究の両面から、今後の技術開発や事業化の可能性を考えます。
講演① 経済産業省
講演テーマ:カーボンリサイクルを取り巻く政策動向と社会実装に向けた展望(仮)
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、CO₂を資源として捉え、燃料、化学品、建材等に再利用するカーボンリサイクル技術の重要性が高まっています。本講演では、カーボンリサイクルに関する国の政策動向や研究開発・実証への支援、社会実装に向けた課題と今後の展望についてご紹介いただく予定です。
講演② 横浜国立大学大学院工学研究院 本倉 健 氏
講演テーマ:CO₂の資源化に向けた触媒技術と未利用資源の活用可能性(仮)
本倉氏は、CO₂を有用な化学品へ転換する触媒反応等の研究に取り組んでいます。広島県の研究開発支援事業では、廃棄太陽光パネルの処理工程から得られるシリコン廃棄物を活用したCO₂資源化反応の研究にも取り組んできました。本講演では、CO₂を有用な化学品へ変換するための触媒技術や未利用資源の活用可能性について、研究成果と今後の展望をご紹介いただく予定です。
(※講演タイトル・内容は仮案です。登壇者確認後に確定します。)
3.研究成果のポスター発表
CO₂分離回収から燃料・化学品への転換、鉱物化、微細藻類によるCO₂固定まで、多様な研究成果を紹介
会場では、広島県の「カーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業」の令和8年度採択者・過年度採択者を中心に、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のカーボンリサイクル実証研究拠点で研究開発を行う方々によるポスター発表を実施します。
研究者・企業が、技術の特徴や研究開発の進捗、社会実装に向けた課題、今後求める連携先等を紹介します。参加者は発表者と直接対話し、技術の導入可能性や共同研究、実証フィールドの提供、新たな用途開発などについて意見交換することができます。
主な発表テーマ(一例)
- CO₂の分離・回収: 工場排ガスからのCO₂回収、低濃度CO₂の回収・利用、CO₂の輸送・供給技術
- CO₂から燃料・化学品への転換: CO₂由来のメタン、メタノール、ギ酸等の製造、触媒・光触媒によるCO₂変換
- CO₂の鉱物化・固定化: カキ殻等の地域資源を活用した環境配慮型コンクリート、海水を用いたCO₂鉱物固定
- 微細藻類等によるCO₂利活用: 微細藻類の大量培養、バイオ燃料・高付加価値油脂の生産、未利用資源を活用した培養技術
- 地域資源循環・社会実装: 産業廃棄物や未利用バイオマスの資源化、地域企業と連携したサプライチェーン構築
4.共創ワークショップ
研究成果を次の実証・事業化へ。企業・研究者が持つ技術や資源を組み合わせ、新たな共創プロジェクトを構想
本イベントでは、広島県内でカーボンリサイクル技術の社会実装を目指す研究者・企業がテーマを提示し、参加者とともに事業化に向けた具体的な課題や連携可能性を議論する共創ワークショップを実施します。
各テーマでは、技術開発を進める研究者・企業から取り組みの現状や今後の課題を紹介した後、参加者が少人数で意見交換を行います。共同研究、実証フィールドの提供、未利用資源の供給、製品用途の開発など、各参加者が持つ強みを組み合わせた新たな連携の創出を目指します。

テーマ① 海洋性微細藻類の大規模培養と未利用資源活用による地域循環サプライチェーンの共創
テーマ提供:株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ
株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズは、海水で培養でき、EPA(オメガ3脂肪酸の一種)などの有用な油脂を生産する海洋性微細藻類「ナンノクロロプシス」を活用し、CO₂から高付加価値な油脂やバイオ燃料原料を生み出すことを目指しています。現在、NEDO事業による有用脂質生産の実証に取り組むとともに、広島県竹原市では、旧小学校跡地を活用した微細藻類培養設備の建設と、地域事業者との連携可能性の検討を進めています。
本ワークショップでは、大規模培養に向けたCO₂・排熱・廃液等の未利用資源の活用、遊休地・設備の確保、培養・生産効率の向上、食品・化粧品・燃料等への用途開発をテーマに議論します。CO₂や排熱等の未利用資源を保有する企業、培養・製造技術を持つ研究者、製品開発や燃料利用に取り組む企業などとともに、地域循環型の新たなサプライチェーンと共創プロジェクトの創出を目指します。
主な議論テーマ: CO₂・排熱・廃液の活用/遊休地・設備の活用/海水利用/大規模培養の効率化/EPA・高付加価値油脂/バイオ燃料/用途開発
テーマ② カキ殻細骨材の低コスト化とCO₂固定化型コンクリート製品による地域循環サプライチェーンの共創
テーマ提供:福山大学 都祭 弘幸 教授
福山大学の都祭教授は、広島県内で発生するカキ殻を細骨材として活用し、CO₂固定化に資する環境配慮型コンクリート製品の開発に取り組んでいます。地域の未利用資源であるカキ殻を低コストで細骨材化し、炭酸化促進によるCO₂固定化を図るとともに、プレキャストコンクリート(PCa)製品として砂防ダム等の公共工事への展開を目指しています。
本ワークショップでは、カキ殻の受け入れ・保管工程の簡素化、粉砕・加工コストの低減、塩分を含むカキ殻細骨材のPCa製品への適用可能性、公共工事における環境配慮型材料の採用などをテーマに議論します。カキ殻を排出・回収する事業者、粉砕・骨材化を担う企業、PCa製品メーカー、施工会社、研究機関、行政などとともに、地域内で資源と価値を循環させる新たなサプライチェーンと共創プロジェクトの創出を目指します。
主な議論テーマ: カキ殻の回収・保管/粉砕・骨材化の低コスト化/炭酸化促進・CO₂固定化/PCa製品への適用/砂防ダム・公共工事への展開/地域資源循環
テーマ③ 低エネルギーCO₂回収技術の実用化と回収したCO₂の地域循環サプライチェーンの共創
テーマ提供:神戸学院大学 薬学部 教授 稲垣冬彦 氏
稲垣先生は、溶媒を用いて低濃度の工業排ガスからCO₂を効率的に分離・回収する「溶媒スイング法」の研究開発に取り組んでいます。本技術は、水分を吸収せずにCO₂を回収できるため、従来技術で必要となる水分の加熱や分離に伴うエネルギー消費を低減できる可能性があります。現在、CO₂の吸収・放出・分離を行うラボプラントの開発を進めており、溶媒の揮発抑制・回収、安全性の向上、CO₂純度の評価、プラントの大型化が課題となっています。
今回、化学・エンジニアリング技術を活用した回収装置の実用化と、回収CO₂の液化炭酸ガス・ドライアイス・溶接用ガス等への用途開発をテーマに議論します。化学メーカー、プラントエンジニアリング企業、CO₂排出企業、産業ガスメーカー、CO₂利用企業、研究機関とともに、回収から利用までを地域内でつなぐ新たなサプライチェーンと共創プロジェクトの創出を目指します。
主な議論テーマ: CO₂分離回収/低濃度排ガス/低エネルギー回収/溶媒スイング法/溶媒分離・回収/プラント大型化/エンジニアリング/CO₂高純度化/液化炭酸ガス/ドライアイス/産業ガス利用/地産地消/装置開発
5.聴講者募集・参加申込
本イベントでは、カーボンリサイクル技術の最新動向や研究成果を知りたい方はもちろん、研究者・スタートアップとの共同研究、新規事業開発、実証フィールドの提供、地域資源を活用した新たなサプライチェーン構築などに関心を持つ皆様のご参加をお待ちしています。
特に、次のような方におすすめです。
- CO₂の分離回収・利活用技術の導入や事業化を検討している企業
- 自社のCO₂排出、排熱、廃液、未利用資源等の新たな活用先を探索している企業
- カーボンリサイクルに関する研究者やスタートアップとの共同研究・実証を検討している企業
- 新たな製品・サービスの開発や用途探索に取り組む企業
- 地域の脱炭素化や資源循環型産業の創出に関心を持つ行政・支援機関・研究者
研究成果を知ることから、新たな連携を生み出すことへ。
広島からカーボンリサイクル技術の社会実装を加速させるため、ぜひ本イベントにご参加ください。
開催日: 2026年11月19日(木)13:00〜17:00
参加申込: https://forms.gle/NejXVkq7gnmBsJyu5
お問い合わせ
広島県カーボンリサイクルサミット2026 運営事務局
株式会社リバネス [email protected]



