【レポート】3月25日 中高生のためのアントレキャンプ開幕!!
2015年3月25日(水)、中高生のためのアントレキャンプ、開幕しました! 場所は東京都市大学。今回集まった中高生は16名で、茨城や沖縄など遠方の地域からも参加してくださっています。
写真を通して、キャンプのようすをお伝えしていきます。
初日のオープニングセレモニーでは、参加者の皆さんはまだ緊張しているようす。開会挨拶にあたり、株式会社リバネス代表取締役社長COO 髙橋修一郎より、「新しいアイディアに対して『いいね!』というだけではなく、実際に“行動を起こすこと”が、アントレプレナーシップとして大事だ」というメッセージが伝えられました。
続いて、アントレキャンプのリーダー、藤田大悟から「4日間でアントレプレナーシップを身につけよ」というミッションが伝えられます。それに向かって、皆さんの仲間となる7人のスタッフが紹介されました。
宇宙大豆、ハエ、バイオエタノール… スタッフも皆、様々な分野の研究者です。それぞれがどのような興味を持ってアントレプレナーシップを発揮しているか話しました。
今回特別ゲストとして来てくださったのは、株式会社ispace 代表取締役チームハクト代表 袴田武史さんです。Google Lunar XPRIZEという月面探査プロジェクトでも、5つのファイナルチームのうちの一つとして、注目されています。そんな彼からのプレゼンテーションでは、彼自身が宇宙開発に携わるまでの興味の変遷や、夢を実現するにあたっての様々な考え方が紹介されました。
特に印象的だったのは、「役職や固有名詞を夢にしないこと。どんな世界を創りたいか、を考えてほしい」というお話です。参加者からは「大学に行ったらその学科の勉強しかできないと言われたが、本当か」「色々なことに興味がありすぎて、どのように軸足を決めたらよいかわからない」といった質問があがりました。どれも丁寧に袴田さんは答えてくださいます。
「スターウォーズに憧れて、航空宇宙学を学びたいと思って大学に行った。でも実際は、それこそアントレプレナーシップとか、ビジネスとか、法律とかぜんぜん違う授業も沢山とったし、今ではそれが役に立っていると思っている。いまみんなが最先端だと思うことは、みんなが大人になったらきっと最先端じゃなくなっている。これからは1つの分野だけでは新しいことは生み出せなくて、宇宙と何か、宇宙とバイオとか、いくつかの分野を組み合わせることが当たり前になってくる。その組み合わせは無限大で、そこに新しいことがあるはず。」
他にも、袴田さんなりのリーダーシップの考え方など、書ききれないほど沢山の暖かいお話をいただきました。
オープニングセレモニー後の集合写真。
最初の昼食では、自己紹介と共に、「宇宙がどこまで広がっているのか知りたい」「クマムシの研究」など、自分の興味あることがらについて語り合いました。
さて、午後は2つに分かれてプログラムが始まりました。
まずは、「Feel so Bio!マルチカラー生物を作り出せ!」の紹介です。
最初に、自分の頬の内側の細胞をとり、自分のDNAを観察しました。
二色に変化する蛍光タンパク質をつくるため、目的のDNA断片をPCR法を使って増幅しました。ほとんどの生徒が初めてのマイクロピペット操作でしたが、器用に使いこなし集中して実験に取り組んでいました。
続いて、「Space Lab〜ロケットエンジニアコース」の紹介です。初日は、モデルロケットの基礎を学び、4級ライセンスを取得しました。
実際に自分でモデルロケットを組み立て、最後は河川敷で打ち上げに挑戦しました。
最終日の3月28日(土)13:00〜15:00には、4日間の学びを共有し、今後何に挑戦していきたいか発信する「成果発表会」を行います。一般の方のご参加も可能ですので、下記フォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1l43RUgICmIdpr3nH9Yb7VyRYvGu0T0KrjYjKNEwpZSg/viewform
それでは、続報をお楽しみに!
アントレキャンプ運営事務局