リバネス投資育成研究センター設立のお知らせ

リバネス投資育成研究センター設立のお知らせ

リバネス投資育成研究センター設立のお知らせ

2015年4月10日
株式会社リバネス

 株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:丸幸弘)は、2015年4月1日付けにて、新たに投資育成研究センターを設立いたしました。当社がこれまでに約75社にのぼるベンチャー企業の育成・支援を手掛けてきた実績をもとに、当センターでは、研究開発型ベンチャー企業に対する人材育成、ならびにシード・アーリーステージの投資活動を体系的に纏め、より効果的なベンチャー企業の推進方法について研究を行います。

■投資育成研究センターとは
「投資育成研究センター」は、「知識創業研究センター※1」に次ぐ、リバネスの研究センターです。当社の戦略開発事業部が手掛けるテクノロジーソーシング事業により発掘した技術シーズを育て、事業化及び事業規模拡大を目指した投資研究を行うとともに、日本に不足している博士・ポスドク等研究者の活躍の場を広げるべく、実践的な人材育成プログラムを通じたアントレプレナーの育成研究を行います。また、現在、大学・大学院が推進するグローバルアントレプレナー育成促進事業プログラム※2や博士課程教育リーディングプログラム※3等と連携していく予定です。
さらに、シードアクセラレーションプログラム「TECH PLANTER※4」に参加する、(1)ものづくり、ロボティクス、(2)バイオ、ヘルスケア、(3)アグリサイエンス、農業・食品の各分野における研究開発型ベンチャー企業への投資・育成を促進するとともに、その効果的な推進方法について研究を行います。なお、投資育成研究センターのセンター長には、取締役副社長CFO 池上昌弘が就任いたします。

※1 知識創業研究センター
世界中に散在する知の集約とそれらを掛け合わせることで新たな価値を生み出すことを目的に2013年に設立された科学技術に関する研究センター。

※2 グローバルアントレプレナー育成促進事業プログラム
日本におけるイノベーション創出の活性化のため、大学等の研究開発成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成と関係者・関係機関によるイノベーション・エコシステムの形成を目的とする文部科学省のプログラム。

※3 博士課程教育リーディングプログラム
優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため、国内外の第一級の教員・学生を結集し、産・学・官の参画を得つつ、専門分野の枠を超えて博士課程前期・後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革を支援し、最高学府に相応しい大学院の形成を推進する文部科学省の事業。

※4 TECH PLANTER
科学技術の発掘と研究者の育成、創業支援ならびにシード・アーリーステージのベンチャー企業を対象とした育成プログラム。
URL:https://techplanter.com
直近のリリース:
科学技術の事業化支援 シードアクセラレーションプログラム「TECH PLANTER」の2015年度スケジュールを発表
URL:https://lne.st/2015/04/06/techplanter-2015-schedule/

投資育成研究センターモデル図

<投資育成研究センターの主な事業>
研究開発型ベンチャー企業データの収集・分析
テクノロジー系のスタートアップに関する経営体制やコア技術等の企業デ ータを収集し、分析を行います。なお、収集・分析データは、当社戦略開発事業部の「テクノロジーソーシング事業」の一環として提供しています。
大学・企業等での講義
大学や企業等において、「アントレプレナーシップ」や「ベンチャー育成論」などの各種講義を行います。
オープンイノベーション戦略の立案
当社の収集したベンチャー育成・投資活動の体系化を通じて得られた知見を活用し、希望する企業へのオープンイノベーション戦略の立案支援を行います。

■投資育成研究センターの設立背景
現在、アメリカやイスラエル、スウェーデンを始め、世界中で、起業経験者や新事業立ち上げ経験者がベンチャー企業に対するスタートアップ支援を行うとともに、投資家や専門家、起業家同士等と繋がるコミュニティが構築されており、革新的なベンチャー企業のスタートアップを加速化させる環境(エコシステム)が形成されています。一方、日本では近年ようやくIT分野を中心にエコシステムは形成されつつあるものの、ものづくり、ロボティクス、バイオ、ヘルスケア、アグリサイエンス、農業・食品など、大学の研究成果と密接な関係がある分野においては、生まれてくるベンチャー企業の数、支援モデルともに事例が少ないのが現状です。
そこでリバネスでは、これまで独自に行ってきたベンチャー企業への育成支援、ならびにシード・アーリーステージの投資活動を体系化することで科学技術の発展と地球貢献の実現に寄与すべく、投資育成研究センターを設立することとなりました。

■ベンチャー投資について
発掘育成した研究開発型ベンチャー企業等を対象とし、自社とのシナジーを見据えた事業投資、子会社である株式会社グローカリンクからのシード投資、合同会社ユーグレナSMBC日興証券リバネスキャピタルのファンド「次世代日本先端技術育成ファンド(通称:リアルテック育成ファンド)※6」を通じたアーリー・ミドルステージの投資、という3種類の投資活動を行います。

※6 次世代日本先端技術育成ファンド(通称:リアルテック育成ファンド)
ユーグレナ社の100%子会社であるユーグレナインベストメント、SMBC日興証
券、リバネスが3社で設立した「合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル」が管理運営するベンチャーキャピタルファンドです。上記3社に加えて日本たばこ産業、三井不動産、吉野家ホールディングス、ロート製薬、鐘通が出資者として参加し、リアルテック育成プログラムでの育成先企業への投資を目的としています。

直近のリリース:日本初の『リアルテック育成プログラム』を実施するVCファンドを設立

―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社リバネス 戦略開発事業部:長谷川、松原
TEL:03-5227-4198 [email protected]