【(株)常磐植物化学研究所】CSR活動報告 佐倉市立根郷小学校
「色を分けてみよう!植物成分を食べてみよう!」
[概要]
日時:平成25年1月28日
場所:佐倉市立根郷小学校
タイトル:色を分けてみよう!植物成分を食べてみよう!
内容:ペーパークロマトグラフィーの体験を通して、色を分ける原理を学んでいただく。植物が作る成分の面白さを味覚で感じて、植物に関心を持っていただく。
対象:根郷小学校理科クラブの 4, 5, 6年生
参加者:男子 16 名、女子 11 名(合計 27 名)
1月28日に佐倉市立根郷小学校理科クラブを対象に、同校理科教室で「色を分けてみよう!植物成分を食べてみよう!」と題した実験教室を行いました。
常磐植物化学研究所では毎年、根郷小学校理科クラブの活動の中で実験教室を行っており、身の周りで科学がどのように利用されているのかについて知ってもらい、科学への関心をより多くの児童に持っていただくことを目指しています。
はじめに授業形式で植物の大切さについて再確認。その後、今日の行う2つの実験について授業を行いました。
みんな真剣に聞いてくれ、質問にも積極的に答えてくれました。
実験は6班に分かれ、各班に1人ずつ先生として私たちがいっしょに実験を行いました。
1つ目の実験の内容は、画用紙と消毒用アルコールで2種類の黒マジックの色を分けるというもので、ペーパークロマトグラフィーの原理と方法について学べるものになっています。今回は時間が限られていたため皆さんには黒マジックを使ってもらいましたが、予め準備した植物のしぼり汁をスポットした画用紙についても実験を同時に行い、植物の色も分けられることを知ってもらいました。
黙々と観察し続ける子、実況中継をしてくれる子、みんな楽しんで実験を行ってくれました。始めは同じ黒いインク。でも、終わってみると全く違うことがわかりました。
2つ目の実験は植物が作る成分の面白さを知ってもらうことを目的として、甘草(カンゾウ)の甘み成分を砂糖の甘さと比べてもらいました。
甘草成分のあまりの甘さに顔をゆがめる子続出。
1時間弱の短い時間でしたが、皆さん真剣に実験に取り組み、植物成分の面白さと成分(色)を分ける方法を体験してもらいました。児童さんから「ペーパークロマトグラフィーという実験は身の周りにあるもので簡単に出来るので、色々な色について分けてみたい」、「甘草の甘さに驚いた」、「科学が生活に利用されていることがわかった」などの感想をいただきました。