10/2に農業生物資源研究所で講演しました
10月2日、リバネス代表取締役CEO丸幸弘はつくばの農業生物資源研究所にて、研究者を対象に「研究所発のベンチャーはどうあるべきか?」という観点から講演を行いました。
自身の研究成果を何らかの形で実用化し、世に出したいと考えている大学の研究者は少なからずいらっしゃいます。その多くが、「起業」することにハードルを感じているため、一歩を踏み出すことをためらうという事実があります。今回の講演では、研究所は世の中が求めている「プラットフォーム型」のベンチャーを創りだすのに最適な場所であることについて解説しました。
20世紀の仕事は「事に仕える」であったのに対し、21世紀は「事を仕掛ける」時代になっていくと考えられます。リバネスでは、前者の性格が出る「PDCA(Plan,Do,Check,Action)サイクル」を比較対象に、後者を象徴する「QPMI(Question,Passion,Mission,Innovation)サイクル」を提唱しています。このサイクルは「課題を探す(Question)→熱意をもつ(Passion)→チームをつくって取り組む(Mission)→新たな価値の創造(Innovation)」という流れを繰り返すことで、世の中に新しいものを出す原動力になります。
研究者は、普段からInnovationを考えていることから、QPMIサイクルとの親和性が高いと言えます。それは、「事を仕掛ける」21世紀の仕事に間違いなく通じているといえるでしょう。素晴らしい研究成果をもつ研究者たちを激励した講演会となりました。