【7月8日(金)】明治大学付属中学・高等学校でエネルギーハーベスティングの実験教室を実施しました。

【7月8日(金)】明治大学付属中学・高等学校でエネルギーハーベスティングの実験教室を実施しました。

2016年7月8日(金)株式会社リバネスは、明治大学付属中野中学・高等学校にて手作りゲルマニウムラジオを使って電波を電気に変える「エネルギーハーベスティング」をテーマにした実験教室を実施しました。

エネルギーハーベスティングとは

人が歩いたときの振動、トラックが走る音など、普段の身の回りの現象から電力(エネルギー)を収穫(ハーベスティング)することをエネルギーハーベスティングと呼びます。生み出される電力量は、火力発電や原子力発電には遠く及びませんが、これまで捨てられていたエネルギーを電気に変えてスマートフォンなど身近な用途にすぐ使うことができることから、近年大きな注目を集めています。他にも、橋の揺れで発電するセンサーは、そのまま橋の不具合を知らせるセンサーになります。電線が張りづらい場所だけど電力がほしい場所での活躍が期待されています。

電池がないのにラジオが聞こえる?

今回の実験教室で、生徒たちは手作りのゲルマニウムラジオを使って、目には見えないけれども身の回りに飛び交っている電波を電気に変えるエネルギーハーベスティングに挑戦しました。ゲルマニウムラジオは電源がなくとも、ラジオ電波で発電した電力でイヤホンから音を出すことができます。段ボールに導線を巻きつけ手作りアンテナを作っているときには、本当にこれでラジオが聴けるのか不安がっていた生徒たちも、イヤホンから放送が流れてきた途端、驚きと喜びの表情を見せました

電波を電気に変えろ!

ゲルマニウムラジオは電波で発電する発電機であるとも言えます。そこで今回の実験教室では、より多くの電力を得ることを目標に生徒たちは自分たちのラジオを改造するグループワークに取り組みました。生徒たちは授業で習った電磁誘導の原理を思い出しながら、アンテナの中心となる材料を金属に変える、芯の大きさを変化させる、巻き数を増減させるなど、思い思いの改良を加えました。

結果として発電量が増えないグループもありましたが、講師の「うまくいかなかったことも、研究の中ではひとつの発見である」という言葉を受けて、最後の自分たちの発見について堂々と発表をしていました

実験教室概要

[日時]2016年7月8日(金) 13:30-17:30
[場所]明治大学付属中野中学・高等学校
[対象]中高生20人
[実施内容]
①電池がなくても使えるゲルマニウムラジオを作製しよう
②ラジオを改造して発電量を大きくしよう

株式会社リバネスでは、エネルギーハーベスティングのみならず水素エネルギーや風力発電など、エネルギーに関わるサイエンスとテクノロジーをテーマとした実験教室も行っています。ご興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社リバネス 担当:戸上・花里
[email protected]
03-5227-4198
本実験教室は教育応援プロジェクトの一環として実施しています
教育応援プロジェクトについて:https://lne.st/pf/tceer/