【実施報告】6/24キャリアディスカバリーフォーラム 教育セッションー教育界の仕掛け人が叫んだ!
6月24日のキャリアディスカバリーフォーラムで「教育界の仕掛け人たちが叫ぶ〜未来のエンジンとなる次世代を育てる教育ビジネスこそ、研究者の活躍の場だ!〜」のセッションが開催されました。
約30名ほどの学部、修士、博士の学生を中心に参加いただきました。特に、工学系の研究者だけでなく心理学系の研究者も多く集まっていたのが印象的でした。
セッションでは、登壇いただいた3名それぞれのバックグラウンドのお話をしたのち、「教育ベンチャーの面白いところ」「研究者って教育に貢献できるの?」という2つのテーマについてはなしました。
実は、今回の3名は全員他の仕事をした上で次世代教育というキャリアを発見してチャレンジしています。a.schoolの大軒さんは銀行員から国連の仕事をへて、探求塾の運営にジョイン。ライフイズテックの丸本さんは、大手の大人向け研修から、子供のうちから大人でやっているような学びをするべきだと、子供向けの教育にシフト。LOUPEの浅谷さんは大手教育会社から飛び出し、先生達の力を最大化するためのSENーSEINOTEのサービスを立ち上げました。それぞれ、これからの教育に必要な「答えのない問いに挑戦できる」力をどのようにつけるのか、まさに「今」変えないといけない、という熱い想いで教育界へ参画しています。
教育ベンチャーのおもしろいところは、自ら面白い先生を発掘できたり、外部の方との連携で新しいプログラムを開発できること。公教育のしくみや制度にとらわれず、新しい教育をうみだし、結果公教育がついていくという、教育の最先端を走ることができます。
また、研究者が教育に関われることが今とても求められています。いま、海外では教育について研究者がしっかり入り込み、エビデンスベースでの教育と評価をし始めていると、浅谷さん。そのような研究を一緒にしたい研究者がいま求められています。丸本さんは子どもたちの前にどんどん立つべきだと。先生では語れない、本物の話が研究者にはできると挑戦を促しました。a.schoolでは学生が一緒にインターンとして授業開発や運営にチャレンジできると大軒さんは紹介してくれました。
これからはまさに答えのない問いに挑戦している「研究者」を育てる教育が中心となる時代。研究をしている人たちはどんどん教育現場に足を踏み入れ、子ども達と一緒に学びあうことが大切です。a.school、ライフイズテック、LOUPE、リバネスもその最前線として学生さんのインターンシップも募集しており、共にチャレンジする場を準備しています。自分を高めるためにも、教育の世界に足を踏みいれよう!というメッセージでセッションは終了しました。
【セッション概要】
教育界の仕掛け人たちが叫ぶ
〜未来のエンジンとなる次世代を育てる教育ビジネスこそ、研究者の活躍の場だ!〜
ファシリテーター:藤田大悟(株式会社リバネス 教育総合研究センター長)
株式会社a.school マネージャー 大軒恵美子さん
ライフイズテック株式会社 ゼネラルマネージャー丸本徳之さん
株式会社LOUPE 代表取締役CEO 浅谷治希さん
【CDF概要】
開催日時: 2017年6月24日(土)10:00~18:00
開催場所: 日本科学未来館 7階
東京都江東区青海2丁目3-6
参加者:259名(参加者 163名 大企業・ベンチャーの研究者 96名)
主催 株式会社リバネス
ホームページ:https://cdf.lne.st/