薬学の多様なキャリアを知る!リバネスCTO井上浄と薬学部卒ベンチャー起業家が熊本大学薬学部で講義を行いました

薬学の多様なキャリアを知る!リバネスCTO井上浄と薬学部卒ベンチャー起業家が熊本大学薬学部で講義を行いました

2017年11月16日(木)、リバネス取締役副社長CTOの井上浄が、熊本大学薬学部「薬学概論2」にて講義を行いました。当日は、薬学部1年生91名が参加してくれました。

本講義は、iHOPE(Innovative Healthcare-Oriented Program for Entrepreneur)と名付けられた一連の講座の一環で実施しました。熊本大学薬学部の薬学科および創薬・生命薬科学科の1年生を主な対象として、学生が薬学の専門性を生かして社会で活躍するための素地としてアントレプレナーシップを身につけ、精神的にも社会的にも自立した個人として問題意識を持ち、それらを解決することに挑戦する思考性を獲得することを目指しています。本年はプレ講義の位置づけで、10月26日、11月16日、1月11日の全3回を行います。

2回目である今回の目的は「薬学の多様なキャリアを知る」です。井上から前回講義の振り返りを行った後に、2名のゲストを紹介し、キャリア講演を行っていただきました。

1人目は熊本大学薬学部出身で、博士後期課程に在学中の2016年4月に株式会社サイディンを立ち上げた弘津辰徳さんです。弘津さんは、大学生1年生のときは、特にやりたいことはなかったが漠然と起業することを考えていたこと、そして研究室に配属されてシクロデキストリンと出会い、これを使って世界を変えたいと思った、このときに起業する計画が具体的になった、と語りました。

2人目は、薬剤師の免許をもち、現在は熊本大学エイズ学研究センター特任助教の刈谷龍昇さんです。刈谷さんは、本年の熊本テックプラングランプリの最優秀賞を獲得し、免疫不全マウスのコア技術をもとに起業を目指しています。薬剤師として薬を扱う一方で、創薬における前臨床試験にある問題点に着目し、モデルマウスで世界を変えていきたいとい語りました。

後半は、「キャリアパスにおける選択」をテーマにパネルディスカッションを行いました。どのような学生生活を送ってきたのか、ターニングポイントはどこにあったのか? 今後はどのようなことをしたいのかについて意見を交わしました。

ワークショップの時間は、15個のチームに分かれ、第1回講義(10月26日)で各自が考えた、QustionとPassionについて議論しました。リバネスが提唱しているイノベーションを生むための考え方「QPMIサイクル」では、特に個人のQとPを重要視しています。今回は、参加学生が具体的なアクションにつなげられるよう、個人のQとPをより深め、具体的にするためのワークを行いました。

最後には、井上から次の講義(1月11日)までに、今日深めたQとPに対して、それぞれが具体的なアクションをとってみてほしいと伝えました。第3回目の講義では、各チームで考えるQPMIサイクルを発表する予定です。このように、本講義を通じて熊本大学薬学部から世界を変える具体的な第一歩が踏み出されることが期待されます。

【本リリースに関するお問合せ先】

株式会社リバネス 自然共生型産業研究所(担当:福田)

〒860-0862 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1 熊本大学くまもと地方産業創生センターベンチャー支援室

TEL:096-342-3288(内線)215 Mail: [email protected]