サイエンスキャッスル2017 関西大会を実施しました
12月23日(土・祝)に「中高生のための学会 サイエンスキャッスル2017 関西大会」を実施いたしました。
「研究の始まりは好奇心から」をテーマとした関西大会には、50校・129演題の発表が集まり、中高生・教員・一般見学者を含む約600名にご参加いただきました。会場では、中高生研究者による口頭発表・ポスター発表を実施し、生徒同士のディスカッションも盛り上がりました。
審査員による厳正な審査の上で10の賞が授与され、サイエンスキャッスル 最優秀賞は「オニクマムシの乾眠からの蘇生条件」(愛媛県立今治西高等学校)に贈られました。
詳細な受賞結果については、以下のウェブページをご覧ください。
https://s-castle.com/2017/12/24/jyusyoukou/
サイエンスキャッスル2017 関西大会概要
・日時:2017年12月23日(土・祝)9:30-17:30
・会場:大阪明星学園 明星中学校・明星高等学校
・対象:全国の中高生、教員、一般
・主催:教育応援プロジェクト サイエンスキャッスル実行委員会
・パートナー:株式会社アトラス、大阪明星学園 明星中学校・明星高等学校、一般社団法人キュリオス沖縄、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構(JASTO)、seeed株式会社、一般財団法人 高度技術社会推進協会(TEPIA)、THK株式会社
・後援:青森県教育委員会、秋田県教育委員会、岩手県教育委員会、岩手大学、熊本県教育委員会、弘前大学COI研究推進機構、福島県教育委員会、宮城県教育委員会、山形県教育委員会、応用物理学会、高分子学会、電気学会、日本海洋学会、日本生物物理学会、日本生物学会、日本統計学会、日本動物園水族館協会、日本人間工学会
・実施内容:
中高生による研究発表(口頭・ポスター)
研究者による特別講演
企業・大学等による特別企画(セミナー、体験ブースなど)など
大会テーマ「研究の始まりは好奇心から」
科学技術の発展にとって重要なことの一つが、「なぜ」「どうしてだろう」という純粋な好奇心を持って探究する姿勢だと考えてます。関西大会では、その魅力を伝えるとともに、身近なふしぎを起点に探究する心を育む場を創ることを目指しました。
大会当日は中高生の研究発表の他に、研究者による特別講演や企業のブース展示を実施しました。
【特別講演】謎の深海生物「テヅルモヅル」を研究する
東京大学 三崎臨海実験所 特任助教 岡西政典 氏
一般的にはほとんど知られていない動物、「テヅルモヅル」。岡西さんがこのような珍妙な生き物に対してどのような好奇心を抱き、どのようなきっかけで研究を始めるに至ったか。その過程と、研究の魅力をお話しいただきました。
【ブース】マリンチャレンジプログラム〜海にかかわる研究に挑戦したい中高生求む!〜(日本財団・株式会社リバネス・JASTO)
海・水産分野・水環境にかかわるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、研究費助成や研究サポートを行っています。2017年度の参加チームの活動紹介や、2018年度の参加チーム募集について紹介しました。
【ブース】THK共育プログラムーものづくりに挑戦したい人、応援します!(THK株式会社)
THK株式会社では、「サイエンスキャッスル研究費THK賞」と「ものづくり出張授業プログラム」を実施しています。ロボットアームや発電機をテーマにした出張授業の内容や、今年度の研究費採択者の成果・次年度の研究費で提供されるLMガイド等の実物の展示を行いました。
【ブース】直撃!となりの先輩研究者~大学で研究するってどんな感じ?~(リバネスインターン生)
大学で研究する、と聞くとどんな印象を持ちますか?大学や大学院で研究をしている先輩研究者が、自身の研究と、研究にとりつかれた理由をわかりやすくお話ししました。
【ブース】教育応援プロジェクト〜中高生・先生の研究活動を大学・企業で支援する〜(株式会社リバネス)
株式会社リバネスでは、様々な企業や大学と連携し、サイエンスとテクノロジーの面白さや最先端の情報を伝え、より多くの生徒にその魅力を伝える取り組みを行っております。本ブースでは、その事例について紹介しました。
【セミナー】沖縄の自然への招待〜若手研究者×ネイチャーガイド〜(一般社団法人キュリオス沖縄)
沖縄の自然に魅せられ、琉球大学でが学部時代を過ごした京大若手研究者 福家悠介さんと、琉球大学で学位取得後にネイチャーガイドとなったキュリオス沖縄 宮崎悠さんの対談。亜熱帯の島の自然が放つ魅力について紹介しました。
【セミナー】学問の越境について考える(越境研究所)
学問を社会に拓くため、分野を越えた研究者集団で活動しているのが越境研究所です。様々な社会課題を解決する上で、学問はどのような貢献ができるのでしょうか?学問と社会課題をどのように接続することができるのか、学問と学問をどのように融合していくのかについて考えました。