【Forbes連載最終回】体質は変えられるか、エピゲノム解析から見える人類の未来
Forbes JAPANより、“人間とは何か“という究極の問いに挑む研究所『ヒューマノーム研究所』の全5回にわたる連載の最終回が公開されました。
ヒューマノームとは、ゲノム・エピゲノム・腸内細菌叢・免疫学・脳科学・心理学・行動学など、あらゆる領域の研究者たちが融合し、健康が約束された時代(ポストヘルスケア時代)における人の在り方を追究する新しい学問領域です。
【最終回】体質は変えられるか、エピゲノム解析から見える人類の未来
対談者:株式会社レリクサ 仲木竜、株式会社リバネス 井上浄
ーエピゲノムを個人に合わせて最適化することができたら、もしかしたら(後天的要因による)エイジングの一部を強制リセットできるかもしれません。そうしたら、たとえば10代の頃のピチピチな肌に戻す、なんてもことも不可能じゃないかもしれない。ー
私達の遺伝子配列は生まれたときから決まっているのに対して、後天的にその遺伝子の働きをコントロールする作用を”エピゲノム”といいます。例えば、一卵性双生児は同じ遺伝子配列を持っているはずですが、成長につれて徐々に体の特徴や体質が異なってきます。これはまさに、生活の中でそれぞれのエピゲノムが変化し、遺伝子の働きが変化した結果といえます。
では、エピゲノムを自在にコントロールすることができたら―。仲木氏は、エピゲノムに関する知識や、解析方法のノウハウといった多様な情報集めるプラットフォームとして、株式会社レリクサを立ち上げました。本記事では、未だ謎多きエピゲノムが秘める可能性と、エピゲノム解析を通して仲木氏が見据える未来について語ります。
本連載では、5回に渡り、睡眠、腸内細菌、骨、エピゲノム、それぞれのヒューマノームサイエンティストと、研究所の設立者である株式会社リバネス取締役副社長CTO 井上浄と対談を行いました。
第1弾はこちら>>病気のない「ポストヘルス時代」、人はどう生きる?
第2弾はこちら>>「眠りは技術」スリープテックから見る人類の可能性
第3弾はこちら>>「便は茶色い宝石」腸内環境デザインで健康寿命100歳を目指す
第4談はこちら>>「骨退化を抑えたいなら「1日5回◯◯せよ」未来を支える最強の骨までの道筋