2019年12月フィリピン・ディープテックツアーを開催しました。
2019年12月4日(水)〜7日(土)、フィリピンのマニラにて、フィリピンの社会課題を解決し得る技術(ディープテック)とビジネスのエコシステムを探る、フィリピン・ディープテックツアーを開催しました。
政情不安、汚職の問題、脆弱なインフラが不安視されていたフィリピンは、ドゥテルテ大統領の下で急速に経済発展に向けた礎を築いています。英語を公用語とした勤勉な若い人材が多く、(平均年齢24歳)彼ら/彼女らは現地課題を解決し得るプロダクト/サービス/テクノロジーを外国から取りいれることへの精神的な障壁が低いです。そのため、日本企業のアセットを活用した現地での新規ビジネスの構築は、比較的容易と考えられます。しかし、多くの日本企業はこのフィリピンのダイナミズムに気づくことができていません。
そこで本ツアーでは、リバネスが4年間の活動でネットワークした政府機関・インキュベーターやスタートアップへの訪問とディスカッションを通じ、これからのフィリピンを活性化する主要因の一つと目されるディープテックエコシステムを知り、現地の潜在的社会課題を体感することを目的としました。
最終日には、リバネスが主催するフィリピンのディープテック・ベンチャー・研究者が集う「超異分野学会(Hyper Interdiciplinary Conference in the Philippines)」を見学し、一同に介したフィリピンの研究者、ベンチャー、企業と、日本の企業、研究者とが、異分野融合でフィリピンの課題を解決する方法を議論しました。。また、参加者の方々のニーズに応じて、各訪問先で、自社の技術やビジョンを伝えるプレゼンテーションの機会も提供しました。
QBO Innovation Hubでの政府機関Department of Trade and Industry(DTI)と共同のセッション後、各機関の代表者、ピッチを行なったスタートアップとの集合写真
フィリピン商工会議所 Philippine Chamber of Commerce & Industry (PCCI)でのツアー参加企業と現地機関との交流
インキュベーター Brainslarksでの現地スアートアップによるピッチ
Brainslarksでのツアー参加者によるプレゼン
フィリピンのトップ大学、University of the Philippines (UP) Diliman, Department of Science and Technology – UP Sustaining Collaboration in an Advanced Learning Environment (DOST-UPSCALE)Innovation Hubでの代表のプレゼンとディスカッション
フィリピンの私立のトップ大学、Ateneo De Manila Universityでの現地研究者とツアー参加者とのディスカッション
フィリピン現地の初等・中等教育学校を訪問し、フィリピン現地教育系ベンチャーWELA ONLINE CORP.の教育支援デバイスを視察
リバネスは、今年度、引き続いてシンガポール・マレーシアでも東南アジアの課題解決と新しいビジネスの種を探索するディープテックツアーを行います。
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ツアーに関する問い合わせ:
株式会社リバネス 国際開発事業部
電話:03-5227-4198
email:[email protected]
担当:秋永、武田