リバネス製造開発事業部発足〜地域中核製造企業との連携により、製造プロセスの新時代を築く
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役 グループCEO:丸幸弘)は、2020年5月1日付で製造開発事業部を新たに発足することに伴い、本格的に、地域中核製造企業と連携した製造プラットフォームの拡充を開始し、世の中にない新しい「製品」の試作から量産、メンテナンスを含めた開発・製造プロセスを確立してまいります。
近年、社会に根ざした深い課題であるディープイシューを解決するためのテクノロジー「ディープテック」が世界で注目を集めています。ディープテックを用いて社会課題に挑むベンチャーが台頭する一方、まだ世の中に存在しない新しいテクノロジーを活用できる形に「製造」するプロセスは、大手メーカーの分業化・コスト高や町工場の下請け体質、技術者の不足等、様々な問題が介在し、未成熟なまま進歩していないという現状にあります。
リバネスではこれまで、ものづくり分野において、墨田区の町工場である浜野製作所をはじめ、大田区のサンケイエンジニアリング、大阪の成光精密、木幡計器製作所との資本提携や世界中のものづくりに関する課題を解決する町工場集団「スーパーファクトリーグループ」の設立を行ってきました。また、経済産業省の「スタートアップファクトリー構築事業」や大田区との連携による「区内企業と海外ベンチャー企業の連携創出可能性調査事業」の実施、岡山県の中核製造企業である小橋工業株式会社の次世代ものづくりプラットフォーム構築支援など、知識プラットフォームを通じて、日本の製造業の変革に寄与する事業を展開してきました。
このたび、製造開発事業部発足に伴い、大量生産・大量消費の製造の流れを抜本的に見直し、変化の激しい時代に合ったスピード感のあるアジャイル型の製造プロセスを確立することを目指します。高い設計力と特化した技術をもつ町工場に加え、小橋工業をはじめとする、量産に向けた質の担保と柔軟な対応力をもつ地域中核製造企業との提携により、様々な地域に試作開発から量産までを実現する製造プラットフォームを拡充してまいります。
地域における雇用の大部分を担う中核製造企業は、新しい技術・サービスに触れる機会を創出することで、飛躍できる大きなポテンシャルを有しています。小橋工業が次世代ものづくりプラットフォームを開始したことを契機に、中核製造企業との連携を強め、地域の新たな製造ビジネスと雇用創出にも寄与してまいります。
本取り組みにご興味のある地域中核企業、ものづくりベンチャー企業の方はぜひご連絡ください。
<本件に関する問合せ>
株式会社リバネス
経営戦略室 担当:松原
製造開発事業部 担当:長谷川、齊藤
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]