【実施報告】マリンチャレンジプログラム2020 中国・四国大会 〜海と日本プロジェクト〜を開催。全国大会に進む2チームが決定!
海洋分野での課題を見つけ、人と海との未来を創り出す仲間づくりを目的にしたマリンチャレンジプログラムにおいて、2020年8月23日(日)に「マリンチャレンジプログラム2020 中国・四国大会〜海と日本プロジェクト〜」をオンラインで開催しました。(主催:日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス)
当日は鳥取県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、高知県の6県から7チームが参加し、海洋や水環境に関する研究発表を行いました。この中から優秀賞2チームが選出され、2020年3月に東京で開かれる全国大会へ出場することが決定しました。
<大会概要>
大会名:マリンチャレンジプログラム2020 中国・四国大会 〜海と日本PROJECT〜
主 催:公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス
日時:2020年8月23日(日)13:00~17:00
場所:オンライン
内容:地方大会選出チームによる研究発表、研究交流会
参加者:中国・四国ブロック採択チーム 7チーム、その他見学者(youtube liveより視聴)
審査員長
磯貝 里子(株式会社リバネス創業開発事業部)
審査員
都筑 幹夫(一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 代表理事、東京薬科大学 生命科学部 名誉教授)
後藤 理恵(愛媛大学南予水産研究センター准教授)
比江島 慎二(岡山大学環境生命科学研究科 准教授)
高橋 直己(国立高等専門学校機構 香川高等専門学校 建設環境工学科講師)
優秀賞受賞チーム、発表チームおよび研究代表者は以下の通りです。
<発表演題・優秀賞一覧>
受賞 | 発表順 | 研究テーマ | 研究代表者 | 都道府県 |
1 | 毛の生えた貝類 〜殻皮毛には何の役割があるのか?〜 | 廣富 育
鳥取県立鳥取西高等学校 |
鳥取県 | |
優秀賞 | 2 | 牡蠣殻を用いて干潟の生物多様性を回復する手法の確立に向けて | 六車 心音
岡山学芸館高等学校 |
岡山県 |
3 | 土佐湾沿岸の海岸環境と微小貝 | 和田 大生
土佐塾高等学校 |
高知県 | |
4 | 離岸堤に期待される消波効果 | 清水 颯
愛媛県立今治北高等学校 |
愛媛県 | |
5 | 画像認識による海洋ごみ自動回収船の開発 | 弘中 勇人
呉工業高等専門学校 |
山口県 | |
6 | 養殖鯉の廃棄稚魚からの肥料生産 | 吉儀 智也
広島県立世羅高等学校 |
広島県 | |
優秀賞 | 7 | モクズガニの遡上に影響を与える堰の条件の解明 | 田中 宏樹
金光学園中学・高等学校 |
岡山県 |
受賞理由
【岡山学芸館高等学校】
干潟の生態系回復と産業廃棄物である牡蠣殻を有効活用という、2つの課題を掛け合わせた研究と、それを生態学的な調査から着実に進めている点が評価され、優秀賞に選出されました。
【金光学園中学・高等学校】
フィールドと実験室での実験を組み合わせた研究が評価されました。今後の研究成果の発展性も期待され、優秀賞に選出されました。
<参加した生徒の声>
・たくさんの学校の生徒さんと交流したり、私達も発表をすることができてとてもよい経験になりました。ありがとうございました。
・研究活動に参加するのは初めての経験でした。右も左もわからないスタートでしたが、オンライン面談などでいただいたアドバイスのおかげで未来に繋がる成果を得られました。このプログラムを通して身についた論理的思考力や課題解決能力は、これからの人生において大きな意味を持つと思います。
<参加した指導教員の声>
・研究者からの質疑応答やアドバイスは生徒にとって大変勉強となり、また刺激になったと思います。このような機会を作っていただけたことに感謝申し上げます。
<今後の地方大会スケジュール>
北海道・東北ブロック
日程:2020年8月29日(土)13:00 – 16:30(受付開始 12:50)
場所:オンライン
関西ブロック
日程:2020年8月30日(日)11:00 – 16:30(受付開始 10:30)
場所:オンライン
関東ブロック
日程:2020年9月5日(土)11:00 – 17:00(受付開始 10:30)
場所:オンライン
各大会聴講見学者を募集中です。(無料・要事前申込)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPW6i7Nu2YXzrENptKsbVN9cm7cdRUzHnirwMwqn65C-FXew/viewform