【現地参加106名！】超異分野学会福島ロボットテストフィールド開所記念フォーラム2020を開催しました

株式会社リバネス（本社：東京都新宿区、代表取締役グループCEO：丸幸弘）は、2020年11月13日（金）〜14日（土）に福島県南相馬市で超異分野学会福島ロボットテストフィールド開所記念フォーラム2020を開催しました。

福島イノベーション・コースト構想に基づき整備された「福島ロボットテストフィールド（RTF）」は、陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点です。インフラや災害現場など実際の使用環境を再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる世界に類を見ない施設です。

この度、株式会社リバネスは、「福島ロボットテストフィールド開所記念フォーラム2020」開催業務を公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構より受託し、超異分野学会を開催いたしました。

今回のフォーラムでは、前日行事として視察ツアーを開催し、72名が参加しました。4つのエリア「無人航空機エリア」「水中・水上ロボットエリア」「インフラ点検・災害対応エリア」「開発基盤エリア」から構成される福島ロボットテストフィールドを視察し、主要な複数の施設でのデモンストレーションを見学しました。

緩衝ネット付飛行場	屋内水槽試験棟
試験用トンネル	試験用橋梁

そしてフォーラム当日は、RTF入居企業でもある株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏を基調講演にお招きし、空飛ぶクルマの開発と有人飛行へ向けた構想を交えながら、屋外の実証フィールドの意義についてお話しいただきました。

セッションでは、空飛ぶクルマ、過酷な環境下でのロボット作業、インフラ点検、農業ロボット、災害対応、自動運転など6つのセッションテーマを掲げ、各セッション登壇者と共に今後の実証のあり方を話し合いました。

世界に活躍する空のテクノロジーを日本から	過酷な環境下で求められるロボット作業とは？
いつまで人が大型建造物の建造、保守・点検を担い続けるのか？	新たな技術の導入で、農業を取り戻せるか？
人とロボットが連携した未来の災害対応とは？	疎な空間から考える自動運転、自律運転の可能性

ポスターセッションでは、外部の研究者やベンチャー企業らを含む37演題のポスター発表があり、活発な議論が行われました。また、RTF入居者ならびに南相馬市内事業者によるショートピッチ「テクノロジースプラッシュ」を行い、自身の研究や事業の最も熱いところを、分野や所属の垣根を超えて参加者へ発信しました。

ポスターセッション

テクノロジースプラッシュ

盛況となった本フォーラムは、現地会場では106名、オンライン視聴38名、東京サテライト会場の7名を加え、総計151名の参加となりました。本フォーラムを起点に、福島ロボットテストフィールドから、新たな産業へと発展しうる実証研究を生み出していく取り組みを今後も進めて参ります。

開催概要

大会テーマ：福島から実証を、そして世界へ
日　時：［前日行事］2020年11月13日（金）14:00〜18:00
　　　　［フォーラム］2020年11月14日（土）11:00〜16:30
場　所：福島県南相馬市　福島ロボットテストフィールド
（〒975-0036 福島県南相馬市原町区萱浜新赤沼83番）
主　催：公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構
運　営：株式会社リバネス

プログラム

［前日行事］11月13日（金）14:00〜18:00

14:00	開会挨拶入居・利用企業のRTF活用事例紹介
15:00	福島ロボットテストフィールド視察ツアー
17:00	交流会

［フォーラム］11月14日（土）11:00〜16:30

11:00	開会挨拶基調講演「空飛ぶクルマの開発とRTF活用」株式会社SkyDrive 代表取締役福澤知浩氏
11:30	セッションA-1「世界に活躍する空のテクノロジーを日本から」セッションB-1「過酷な環境下で求められるロボット作業とは？」
12:30	ポスターセッションテクノロジースプラッシュ
14:00	セッションA-2「いつまで人が大型建造物の建造、保守・点検を担い続けるのか？」セッションB-2「新たな技術の導入で、農業を取り戻せるか？」
15:00	セッションA-3「人とロボットが連携した未来の災害対応とは？」セッションB-3「疎な空間から考える自動運転、自律運転の可能性」
16:00	閉会挨拶