視覚障害者向けデバイス開発に取り組むベンチャー ReadRing が全世界の点字リテラシー分野における革新を対象にした「Louis Braille Touch of Genius Prize for Innovation」を受賞
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役 グループCEO:丸幸弘 以下、リバネス)が支援するReadRing Co., Ltd.(本社:タイ、代表取締役CEO:Songpakorn Punongong 以下、ReadRing)が、点字書籍の老舗出版社であるNational Braille Pressが主催する国際的アワードであるLouis Braille Touch of Genius Prize for Innovationを受賞しました*。
ReadRingは、全盲の父に育てられたCEOのSongpakorn Punongong 氏と、自らが視覚障害者であるCMOのPattarisa Sasitrakula 氏によって2017年に設立されました。『視覚障害者が雇用や学習の制限を受けずに暮らせる世界の実現』を目指し、デジタルデバイスにおいても視覚障害者が自分のペースで読書することが可能な、小型かつ低コストの点字出力デバイスの開発に取り組んでいます。
リバネスが主催するタイ国内のディープテック特化型エコシステム「TECH PLANTER in Thailand」にReadRingは参加し、2019年のDEMO DAYにおいて最優秀賞を受賞しました。リバネスからの支援はDEMO DAY後も続き、支援策の中でも特に日本の東京都大田区と連携した区内町工場との点字デバイスの試作開発**や、開発した装置に関する知財を日本で取得できたこと***が評価されて、今回の受賞となりました。
外国籍のベンチャーが日本で製造や特許取得の支援を受けた後に海外市場展開を加速する、「インバウンドグローバライゼーション」****の先行事例である本件が、歴史ある国際的なアワードを受賞したことで、日本と世界を繋ぐディープテックエコシステムのさらなる発展が期待されます。
*Louis Braille Touch of Genius Prize for Innovation とは:
2007年の設立以来、全世界を対象に点字リテラシーの分野で最も革新的なアイデアを持つプロジェクトに対して毎年1件授与される権威あるアワードです。副賞として、10,000 USD(約1,100,000円)の賞金が与えられる他、同出版社の年会での受賞講演やプレスリリースを通し、全世界の視覚障害者に対して自社サービスの周知を行う機会が与えられます。詳細
**東京都大田区での点字デバイスの試作支援プログラムについて:詳細
***関連知財の取得に関する知財戦略について:詳細
****インバウンドグローバライゼーションの取り組みについて:詳細
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株式会社リバネス
グローバルブリッジ研究センター
担当:神藤・武田
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