【大学院向け】修士・博士課程対象、研究キャリアを開拓する短期トランスファラブルスキル実践プログラム開始

【大学院向け】修士・博士課程対象、研究キャリアを開拓する短期トランスファラブルスキル実践プログラム開始

近年、研究人材の活躍はアカデミア内にとどまらず、大学発ベンチャーの立ち上げ、初等中等教育現場への貢献、企業内の新規事業の立ち上げの中核を担う人材も数多く輩出されてきています。リーディング大学院やEDGEプログラム、卓越大学院、大学フェローシップ制度といった国の施策も充実しつつあり、アカデミアと産業界の接点の広がりにともなって大学の高度専門人材への社会の期待は高まり続けています。

このようなセクターを超えて活躍する人材に求められる基礎的なスキルがトランスファラブルスキルです。研究経験で培った力を分解し他の活動へも活きるスキルに一般化するトランスファラブルスキルは、大学内外で多様なキャリアを開拓し活躍していく上でますます重要となってきました。

リバネスは創業以来、サイエンスブリッジコミュニケーションスキルを核とした人材育成プログラムの実践を通じて、博士人材のキャリアを開発を手掛けて参りました。本プログラムでは、これまで培ったノウハウとネットワークを生かし、修士・博士の学生向けに実践的にトランスファラブルスキルを鍛えるプログラムを実施いたします。本プログラムは、座学でスキルを磨くだけでなく、数多くの産業界のプレーヤーや次世代とのコミュニケーション機会を通じて受講生のキャリアパス開拓にも直接的に繋がるプログラムとなっています。

プログラムの概要

研究で培った力とは何だろうか?大学での研究を通じて磨いてきた専門性を、社会でどのようにして活かせばいいのだろうか?
多くの場合、現在もっている専門性、知識をそのまま転用することはできません。しかし、転用可能な状態に変化させていく「考え方」を身につけることができれば、自身の活躍の場を自ら開拓していくことが可能です。本プログラムではワークショップと実践を通じて、研究力を「トランスファラブル」するための最初の一歩を体験できます。

プログラム詳細

○ワークショップ:「自分の『研究力』を棚卸しし、異なる世界で活用してみよう」
日程:
事前ワークショップ:9-10月 2時間程度
事後ワークショップ:12-1月 1時間程度
場所:オンライン実施
内容:
【事前】
・研究を非専門家にわかりやすく伝えよう
・研究を通じて得た知識やスキルを整理しよう
・自分のやりたいことを言葉にしよう
【事後】
・実践の振り返り
・今後の目標設計

○実践1:産業界と対話「キャリアディスカバリーフォーラム」※1への参加
【関東】
日程:11/20(土)13:00-17:00 (予定)
場所:センターオブガレージ(東京都墨田区)
【関西】
日程:2/12(土)13:00-17:00 (予定)
場所:大阪府大阪市内
内容:
・異分野の企業へのプレゼンテーション
・企業担当者との専門性を活かしたディスカッション
・自身の力を横展開できる場所の探索
実績:昨年度は26社が参加
※遠方のかたはご相談ください。

○実践2:中高生のための学会「サイエンスキャッスル」での研究コーチ※2実践
【関東】
日付:12/19(日)9:00-16:00(予定)
場所:東京都内
【関西】
日付:12/19(日)9:00-16:00(予定)
場所:大阪府内
【中四国】
日付:1/23(日)9:00-16:00(予定)
場所:岡山県内
【東北】
日付:1/29(日)9:00-16:00(予定)
場所:宮城県内
内容:
・研究コーチ向け事前講習(事前1時間程度)
・中高生の研究をサポートする「研究コーチ」としてポスター審査の実施
・専門性を生かした中高生とのディスカッション
※遠方のかたはご相談ください。

○事例紹介冊子提供:研究キャリア発見マガジン『incu・be』
送付タイミング:年4回、3,6,9,12月
内容:全国にいる若手研究者の多様なキャリアパスや、博士の力を横展開した事例等を紹介する冊子です。

※1「キャリアディスカバリーフォーラム」
研究者の力に期待を寄せる企業20社程度が集まる場です。一般のキャリアイベントとは異なり、採用だけをゴールとせず、熱を持った「人」との出会いで、社会の課題を解決しうる新規プロジェクト、新規研究テーマを生み出していきたいと考える企業が集まっています。参加学生にとっては自身の専門をわかりやすく伝えることはもちろん、社会で活用されることを意識したプレゼンテーションに挑戦する場であり、思いがけない異分野との出会いで自身の視野を広げる場となっています。

※2「研究コーチ」
研究コーチとは、自身の研究経験や知識・スキルを活かし、中高生研究者の研究活動に対して伴走する若手研究者です。参加学生には、研究コーチとして「中高生のための学会サイエンスキャッスル」にご参加いただき、ポスター発表の審査に挑戦してもらいます。中高生研究者の悩みを引き出し、自身の研究経験から得た知識を活用したサポートが仕事となります。仕事として実施するというプロ意識と、必要な知識や考え方を整理し、わかりやすく相手に伝える姿勢がポイントになります。

実施人数

最大12名
※英語対応、留学生の受け入れ等も可能

お問い合わせ

株式会社リバネス人材開発事業部
キャリアデザイン研究センター センター長 立花 ([email protected]