【実施報告】山梨大学の博士学生にむけて、トランスファラブルスキル研修を実施しました。
リバネスは、サイエンスブリッジコミュニケーションを核とした人材育成プログラムの実践を通じ、創業以来19年間、博士人材のキャリアの開発を手掛けて参りました。このノウハウとネットワークを生かし、修士・博士の学生向けに実践的にトランスファラブルスキルを鍛えるプログラムを、大学等と連携して実施しています。
参考)【大学院向け】修士・博士課程対象、研究キャリアを開拓する短期トランスファラブルスキル実践プログラム開始
11/4には、山梨大学の博士学生にむけて、本プログラムの事前ワークショップを実施いたしました。本回は、山梨大学の博士課程学生の確かなキャリアパスを支援するための取り組みである「山梨大学融合研究実践ドクターフェローシップキャリアアップ支援プログラム」の一環として開催されました。
当日は、14名の博士学生が参加し、研究力を「トランスファラブル」にするための最初の一歩を体験しました。講師の伊達山より、自らの博士課程での経験や、その後のキャリアの話を交えながら、「どんな世界でも自ら道を切り拓くのに役立つ考え方」として「ブリッジ」と「ベクトル」の考え方を伝えました。次に、ティーチングアシスタントの立花より、『自分の「ベクトル」を明確にし、異なる相手と相互理解して関係性をつくる「ブリッジ」を実践してみよう』と題して、4種類のワークを実施しました。博士学生は、学部・学年が異なる初対面の研究者に対し、相手の知るための質問を交えながら自らの研究をわかりやすく伝えたり、自分の好奇心の原点と自分の情熱の原点を言葉にする活動を行いました。
今回参加した博士学生はその後、11/20(土)のキャリアディスカバリーフォーラムや、12/19(日)の中高生のための学会サイエンスキャッスルに参加することで、ワークショップでの学びを実践にチャレンジします。
開催実績概要
・日時:2021年11月4日15:00-17:00
・参加者:山梨大学 博士学生14名、教員4名
・講師:株式会社リバネス 人材開発事業部 伊達山 泉
博士(バイオサイエンス)。アントレプレナーシップ育成プログラムとして若手研究者および学生向けの海外研修や留学生向けプログラムの開発に多く携わる。また、福島県での大学発ベンチャー発掘育成と学生向け起業家育成プログラムをはじめ、大学の学生にむけた研修も多く行う。
・ティーチングアシスタント:株式会社リバネス 人材開発事業部 キャリアデザイン研究センターセンター長 立花 智子
修士(生命科学)。日本初の中高生向け研究費の立ち上げをはじめとした、超若手による研究活動を推進するプロジェクトを手掛ける。2020年からキャリアデザイン研究センター長に就任し、中高生研究者の伴走支援を通した研究人材育成に着手し、研究者と次世代が学びあう場の創出に携わる。
お問い合わせ
株式会社リバネス
キャリアデザイン研究センター 立花([email protected])