【実施報告】山梨大学にて、トランスファラブルスキル研修「研究者の1分自己紹介をパワフルにする 〜QPMIワークショップ〜」を実施
リバネスは、サイエンスブリッジコミュニケーションを核とした人材育成プログラムの実践を通じ、創業以来20年間、博士人材のキャリアの開発を手掛けて参りました。このノウハウとネットワークを生かし、大学生・大学院生向けに実践的にトランスファラブルスキルを鍛えるプログラムを、大学等と連携して実施しています。
参考)【大学院向け】修士・博士課程対象、研究キャリアを開拓する短期トランスファラブルスキル実践プログラム開始
2022/8/31には山梨大学の学生にむけて、本年度の初回の研修を実施いたしました。
本研修は、独立して研究が行える能力、ならびに、自由に分野や業種を越境できる勇気と実行力を身に着けた学生の育成を目指して取り組まれている、「VUCA時代対応型博士人材育成プロジェクト」「山梨大学融合研究実践ドクターフェローシップ制度」の一環として行われました。
当日は、16名の学生が参加し、研究者の1分自己紹介をパワフルにする〜QPMIワークショップ〜に挑戦しました。
講師の伊達山より、自らの博士課程での経験や就職後の話を交えながら、これからの仕事は「事に仕える」のではなく「事を仕掛ける」に変化するという考え方や、異なる相手に対し自分の研究をわかりやすく伝えることの重要性を伝えました。また、相手を惹きつけるパワフルな1分自己紹介をつくるQPMIワークショップでは、「ブリッジコミュニケーション」と「ベクトル」の考え方を学び、自分の好奇心の原点や、自分が研究を通して解明したい問い、そして人生の目標などを言葉にする活動を行いました。
学生からは「自分が今何の研究をしているかをダラダラ話すより、冒頭に、疑問に思っていること、そのきっかけを伝えることが、相手が理解し易い発表になるのだと学ぶことができた。」「自分の原点を思い出しストーリーにすることで、相手により伝わりやすくなると感じた。」、先生からは「自分は何を目指している人間なのかを考え言葉にする活動は、すべての学生に必要だ。ぜひ他の学生にもチャレンジしてほしい。」などの感想をいただきました。
今回参加した学生はその後、学内にて地域の子どもたちを対象とする教育活動に参加し、研修で得た経験や気付きを実践していきます。
開催実績概要
・日時:2022年8月3日12:30-14:00
・参加者:山梨大学 学生16名
・講師:株式会社リバネス 人材開発事業部 伊達山 泉
博士(バイオサイエンス)。アントレプレナーシップ育成プログラムとして若手研究者および学生向けの海外研修や留学生向けプログラムの開発に多く携わる。また、福島県での大学発ベンチャー発掘育成と学生向け起業家育成プログラムをはじめ、大学の学生にむけた研修も多く行う。
・ティーチングアシスタント:株式会社リバネス 人材開発事業部 キャリアデザイン研究センターセンター長 立花 智子
修士(生命科学)。日本初の中高生向け研究費の立ち上げをはじめとした、超若手による研究活動を推進するプロジェクトを手掛ける。2020年からキャリアデザイン研究センター長に就任し、中高生研究者の伴走支援を通した研究人材育成に着手し、研究者と次世代が学びあう場の創出に携わる。
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株式会社リバネス
キャリアデザイン研究センター 立花([email protected])