【実施報告】山梨大学にて、トランスファラブルスキル研修「未来の仲間を見つけよう②」を実施

【実施報告】山梨大学にて、トランスファラブルスキル研修「未来の仲間を見つけよう②」を実施

リバネスは、サイエンスブリッジコミュニケーションを核とした人材育成プログラムの実践を通じ、創業以来20年間、博士人材のキャリアの開発を手掛けて参りました。このノウハウとネットワークを生かし、大学生・大学院生向けに実践的にトランスファラブルスキルを鍛えるプログラムを、大学等と連携して実施しています。

参考)【大学院向け】修士・博士課程対象、研究キャリアを開拓する短期トランスファラブルスキル実践プログラム開始

2022/12/02には山梨大学の学生にむけて「未来の仲間を見つけよう②」をテーマに、本年度3回めの研修を実施いたしました。

本研修は、独立して研究が行える能力、ならびに、自由に分野や業種を越境できる勇気と実行力を身に着けた学生の育成を目指して取り組まれている、「VUCA時代対応型博士人材育成プロジェクト」「山梨大学融合研究実践ドクターフェローシップ制度」の一環として行われ、当日は、8名の学生が参加しました。

講義では、第1回目第2回目の研修を振り返りつつ、「心動かすプレゼンでチャンスを活かせ」をミッションに、ワークを行いました。心を動かし、聞き手の行動を促せるプレゼンのためには「自分」「相手」「場」を考慮してプレゼンの目的を決めることが大切です。ワークでは、小中学生に研究紹介する機会を想定し、自分が研究を通して成し遂げたいこと、プレゼンの相手はどんな人でどんな状態にあるか、場の目的やプレゼンにどんな制限があるかを書き出し、この場でのプレゼンの目的と伝えたいこと、相手が興味を持ってくれそうなポイントなどを整理しました。

参加者はこのワークで整理したことをふまえて、聴衆の共感とアクションを起こす動機を意識した3分の研究紹介プレゼンを作成しました。講師とティーチングアシスタントは参加者のプレゼン作成の過程でフィードバックをかけます。その後、参加者は3つのグループに別れ、プレゼンを行い、互いにフィードバックを掛け合いました。

学生からは「ある対象のことに配慮して話すことの重要性、難しさを痛感」「これまでは、自分の研究内容を相手に知ってもらうという自分の中だけにとどまっていたが、相手がどのようなことに興味を持っているか、また、自分の発表により相手がどう変化するか、という相手を重視する視線に変わった。」などのコメントがありました。

講義の最後は「どんなプレゼンのチャンスも自分のキャリアにつなげよう」という講師からのメッセージで締めくくりました。

今回参加した学生はその後、学内にて地域の子どもたちを対象とする教育活動に参加し、研修で得た経験や気付きを実践していきます。

 

開催実績概要

・日時:2022年12月02日13:30-15:00

・参加者:山梨大学 学生8名

・講師:株式会社リバネス 人材開発事業部 伊達山 泉
博士(バイオサイエンス)。アントレプレナーシップ育成プログラムとして若手研究者および学生向けの海外研修や留学生向けプログラムの開発に多く携わる。また、福島県での大学発ベンチャー発掘育成と学生向け起業家育成プログラムをはじめ、大学の学生にむけた研修も多く行う。

・ティーチングアシスタント:株式会社リバネス 人材開発事業部 執行役員 篠澤 裕介
修士(農学)。2009年よりリバネスに入社。同年、リバネスとして初の海外事業となる大学院生向けシリコンバレー研修を立ち上げる。2013年より、シードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。日本国内外における大企業とスタートアップの連携構築の仕組みを構築し、新規事業創出や産学連携事業などを行う。2017年より、日本財団と連携し、海洋教育、起業家人材育成、海底探査技術開発の一体となったプロジェクトを立ち上げ、幅広い層の研究人材育成と創業に携わる。

 

お問い合わせ
株式会社リバネス
キャリアデザイン研究センター  立花([email protected]