【ベンチャー・事業会社向け】バイオ・医療関連新規事業の東南アジア進出支援サービスを提供開始
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CKO 井上浄、以下「リバネス」)は、成長市場である東南アジアへのバイオ・メドテックベンチャーの海外進出支援サービスの提供を開始いたしました。
【サービスの背景】
日本から距離的にも近く、急激に成長するASEANには糖尿病、熱帯地域特有の感染症、医療へのアクセスの難しさなど課題が数多く存在し、これらの解決する技術やサービスが求められています。これら課題解決には日本のベンチャーを始めとする企業がすでに持つ技術によって解決できるものも多くありますが、実際に企業が単独で、かつ東南アジアの文化・社会に合った形で実装するには制度面の調査や実証試験の実施などに大きな壁があります。
そこでリバネスは、現地のヘルスケア分野の課題解決を目的として、日本企業の東南アジア進出に必要な認証制度調査や医療機器薬事承認取得、ハラル認証取得、研究倫理審査・実証試験での連携パートナー探索、現地拠点となる研究設備および人材の獲得等の支援を、東南アジアにあるリバネスグループ各社の知識プラットフォームを活用して実現してきました。
この度、リバネスはこのようなバイオ・メドテックの東南アジアへの進出支援をサービス化し、ベンチャー企業に留まらず、新規事業として医療機器、診断キット、サプリメント等の海外展開を検討する企業へと広く展開することといたしました。このプロセスの中で、日本企業との連携に積極的なASEAN諸国の大学や病院との繋がりを深め、より円滑な支援を実現します。
【支援内容】
支援のモデルスケジュールは約1年間とし、導入調査から、現地研究拠点・子会社・事業所等の設営に向けた調査まで大きく分けて3つのステップで進めます。
STEP 1 東南アジア展開のための事前調査 (約3ヶ月〜)
①承認や認証の制度・手順の調査
各国やケースによって異なる承認や認証(医療機器薬事承認、研究倫理審査、ハラル認証など)制度とその取得に向けた手順の調査を行います。
② ユーザーケース調査
各国の大学や病院、販売代理店を中心に、該当製品の直接の顧客となりうる層やプロダクトの提供形態、ビジネスモデルの可能性をヒアリングします。
③連携候補先探索
承認・認証の取得や実証実験の実施、販路開拓につながる各国の連携パートナー(認定代理人、大学や病院などの実証実験連携先、販売代理店)を探索します。
STEP 2 技術導入の実証支援(約6ヶ月〜)
④ 連携先との交渉支援
現地導入の実証をスタートさせるために、承認や認証(医療機器薬事承認、研究倫理審査、ハラル認証)の取得に向けた連携候補先との交渉支援を行います。また、実証のために必要な手続き(共同研究契約、技術移転など)、交渉の支援を行います。
⑤ 実証実験実施支援
実証実験の実施のために、連携先とのコミュニケーションサポート、実験の管理を行います。連携先との定期的なメールやオンライン面談などのコミュニケーションの他、特に、現地でのコミュニケーションが必要な場合には、リバネスグループの子会社(シンガポール、マレーシア、フィリピン)のスタッフと連携して現地・現地言語でサポートを行います。
STEP 3 海外拠点設立調査 (約3ヶ月〜)
⑥ 実証実験実施支援
実証実験の実施のために、連携先とのコミュニケーションサポート、実験の管理を行います。連携先との定期的なメールやオンライン面談などのコミュニケーションの他、特に、現地でのコミュニケーションが必要な場合には、リバネスグループの子会社(シンガポール、マレーシア、フィリピン)のスタッフと連携して現地・現地言語でサポートを行います。
⑦ 現地資材(機器・試薬)・人材獲得方法の調査
実証後の事業展開のために拠点で必要な機器・試薬や、事業展開を加速させるためのRA、新規採用等の現地人材の獲得方法の調査を行います。
【モデルスケジュール】
※実施時期および各ステップの期間の調整、業務の追加など、ご要望に応じて柔軟に対応可能です。また、対象国や展開予定の技術内容によって、適切なスケジュールは変わる可能性があります。
本件に関するお問い合わせ
株式会社リバネス 創業開発事業部
担当:伊達山、神藤
E-mail:[email protected] TEL:03-5227-4198
【 関連:ベンチャー支援プロジェクト・サービス 】