2023.12.22 Fri

【実験教室実施報告】茨城県立勝田中等教育学校にて、エマルションフローテクノロジーズ社が開発したレアメタルを分離・抽出できる技術を用いた実験教室を実施しました。

株式会社リバネスは、2023年12月14日に茨城県立勝田中等教育学校にて、中学2年生を対象に、レアメタルを分離・抽出できる最新技術「エマルションフロー」をテーマにとした実験教室「科学の世界で自分の“オドロキ”を追究しよう！」を実施しました。本実験教室には、勝田中等教育学校の中学2年生119名が参加しました。

今回の実験教室では、株式会社エマルションフローテクノロジーズの取締役CTO長縄弘親氏も講師として参加し、エマルションフロー技術が生まれた経緯や現代の資源循環が抱える課題を解決しうる可能性についてお話いただきました。

株式会社エマルションフローテクノロジーズは、長縄氏らが日本原子力研究開発機構で研究していたエマルションフロー技術（レアメタルを選択的に抽出・分離しリサイクルする技術）を社会実装すべく設立した研究開発型ベンチャー企業です。同社は、リバネスが実施した茨城テックプランター2020年で最優秀賞を受賞したことをきっかけに会社を設立。次世代教育を進める仲間として、昨年度より実験教室を協働で行っております。

【概要】
日時：2023年12月14日(木)　 8:35-15:40
会場：茨城県立勝田中等教育学校
対象：中学2年生 119名 (中高一貫)
テーマ：「科学の世界で自分の“オドロキ”を追究しよう！」
講師：橋本光平（リバネス）、長縄弘親氏（株式会社エマルションフローテクノロジーズ）

【当日の様子】
実験教室では、レアメタルを分離・回収する技術の一つである溶媒抽出技術をワークや実験を通し、身の回りの現象と結びつけながら学び考察する企画を行いました。目視でビーズを分離したり、物質の性質に着目して分離の方法を議論したりするワークや、実際にコバルトとニッケルの混合溶液からコバルトのみを抽出する溶媒抽出実験を行いました。
この実験教室を通じて、身近なオドロキから熱中することを見つけ、それを追究することが面白いというメッセージを生徒たちに伝えました。

▲講義の様子