【実施報告】ディープテックツアー in フィリピンを開催

【実施報告】ディープテックツアー in フィリピンを開催

株式会社リバネスは、2023年11月9日(木)〜11日(土)、ディープテックツアー in フィリピンを開催しました。

リバネスのディープテックツアーは、東南アジア各国のディープテックを分野を超えて俯瞰することで、現地の課題やトレンドを理解し、新規事業の創出を目指すビジネスツアーです。2023年度は、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナムの東南アジア6カ国で開催しています。(参照:ディープテックツアーについて)。

ディープテックツアー in フィリピンは2019年に開始し、本年は2023年11月9日(木)〜11日(土)の3日間にて開催しました。

フィリピンは平均年齢が25歳と若く、毎年200万人(約1.3%)の人口が増加している途上国です。国を変えようと若いアントレプレナーがどんどん生まれている一方で人々の日常生活ではまだまだ解決されずに散在する多くの環境問題、健康医療問題などがあります。

本ツアーでは、リバネスがこれまで培ってきたネットワークから地元企業、インキュベーターやスタートアップへの訪問とディスカッションを通じて、フィリピンの社会課題:ディープイシューを理解すると共に、それを解決しうるディープテック、それを育てるエコシステムを肌で感じ、理解する機会を創出しています。。今回、日本からは2社のベンチャーから2名が参加し、各社の技術をフィリピンの課題解決に活かすことで、ビジネス展開する方法を模索しました。

11/9(木)-11/10(金)木曜、金曜の2日間で2つの大学研究機関(インキュベーター)、1つの漁業系中小企業、1つの養殖加工企業や個人養殖所、合計5箇所を訪問しました。11/11(土)土曜の最終日には、リバネスが主催する超異分野学会フィリピン大会に参加し、合計198名の現地の研究者、企業や政府の関係者と共に、フィリピンでの事業の可能性を議論しました。(参照:超異分野学会フィリピン大会 実施報告

参加者からは、現地で共同研究者やビジネスの連携先が見つかったという声や、現地の課題を理解したことで、東南アジアを俯瞰した戦略の検討ができたという声が聞かれました。

リバネスでは、今年度2月に、ベトナムとマレーシアでディープテックツアーを開催しています。東南アジアでのビジネス展開の糸口を探るために是非ご活用ください。

【詳細・お申し込みはこちら:https://lne.st/business/dtt/

 

<ディープテックツアー in フィリピンの様子>

Day1 11月9日(木)

■テーマ:フィリピンの課題をよく知る
■訪問先: Ateneo de Manila University (アテネオデマニラ大学)Intellectual Property Office、University of Santo Tomas(サント・トマス大学)、Commodore Maritime Solutions Inc. (コッモドレ)

 

現地のベンチャーのプレゼンテーションの様子

 

参加者のプレゼンの様子

 

現地の中小企業の打ち合わせ

 

Day2 11月10日(金)

■テーマ:製漁業の現場を見に行く
■訪問先: Feedmix Specialist Inc. II、Biofloc Philippines, Inc.、Mr. Tykes Libut(個人養殖所)

 

現地の養殖所の様子


Day3 11月11日(土)

■テーマ:知フィリピンの課題を解決するためにはどのように世界中の技術を組み合わせるのか?
■参加イベント:Hyper Interdisciplinary Conference 2023 in the Philippines(フィリピンのディープテック・ベンチャー・研究者・企業が分野を超えて集い、シナジーを生み出す超異分野学会)

 

HIC in the Philippines 2023の様子

 

<参加者の声> 

フィリピンには何度か訪問したことがありますが、なかなか直接的な顧客候補・協業先候補(特に民間企業)との接点を持つのは難しい状況でした。今回の訪問では、事前の打ち合わせをもとに、リバネスフィリピン社のメンバーとともに訪問できたことで、なかなかな自力では到達できなかった企業との面談機会を得ることができました。実際に比較的大手の顧客候補とも接点を持つことができ、今後のフィリピン進出に向けて大きな一歩となりました。引き続きこの機会を活かして成果につながる活動を進めていきます。

株式会社MizLinx 代表取締役CEO 野城菜帆 様)