【実施報告】ディープテックツアー in シンガポール(2024年5月)を開催
2024年5月23〜24日にディープテックツアーをシンガポールで開催しました。
リバネスでは2017年から今年5月にかけて本ツアーを8カ国で実施し、のべ116社の参加企業と東南アジアでの探索を行って参りました。訪問先各所で自社のビジョンと技術の強みをプレゼンし、連携パートナーや新規プロジェクトの創出を参加者自らが訪問先で積極的に作るための活動を行う企画となっております。(参照:ディープテックツアーについて)
今回は「国家主導のバイオ・メドテックイノベーション/Exploring the nationally driven bio/med tech innovation system in Singapore」をテーマに掲げて企画をしました。シンガポールを国ではなく「株式会社シンガポール」と呼んでも過言ではないくらい、シンガポールのイノベーションエコシステムは国家主導で作り上げられてきました。2日間で7箇所のプレイヤーを訪問し、参加者とシンガポール展開に向けた一歩を探索しました。
初日は、シンガポールの国立研究財団が主導する研究機関、現地CDRMO企業、シンガポールトップ大学のインキュベーターを訪問し、産学官のイノベーションについて学びました。2日目は東南アジアや豪州展開を支援しているメドテック特化の民間アクセラレーター、医療機関のプラットフォーム、最後にシンガポールの企業庁を訪問し、技術の臨床現場と海外への技術展開を促進する施策について学びました。最終日はベンチャーピッチ大会Tech Plan demo Day in Singaporeの見学を行いました。
→Tech Plan demo Day in Singapore 2024のリリースはこちら
シンガポール渡航がはじめての方が大半でしたが、訪問先と参加企業の連携が進んでおります。訪問先での様子をまとめましたのでぜひ最後までお読みください。
<次回、2024年11月開催予定!>
2024年11月には、ディープテックツアー in マレーシア・シンガポールを開催します。12席の枠をご準備しておりますので、奮ってご参加ください。
→2024年5月開催のマレーシアツアーの実施報告はこちら
■国・期間:
・シンガポール:2024年11月14日(木)〜16日(土)
・マレーシア:2024年11月21日(木)〜23日(土)
■費用:45万円/人(税抜) 早割適用の場合40万円/人(税抜)
■〆切:2024年9月30日(月) 早割:8月31日(土)まで
■申込:株式会社リバネス 製造開発事業部 櫻井( [email protected] )までお問合せください。申込書の雛形をお送りします。
<ディープテックツアー in シンガポールの様子>
Day 1 5月23日(木)
■テーマ:国家主導のバイオ・メドテックイノベーション/Exploring the nationally driven bio/med tech innovation system in Singapore
■訪問先:Leave a Nest Singapore Pte Ltd/SMART-MIT/Esco Aster Pte Ltd/NUS GRIP
Leave a Nest Singapore Pte. Ltdにてシンガポールの導入講義及び参加者のプレゼン練習
米国MIT大学と国立研究財団の共同研究機関SMART-MITにて
現地CDRMO企業Esco Asterにてラボツアー
シンガポール国立大学のスピンオフ機関NUS GRIPにて支援先のベンチャーピッチ
Day 2 5月23日(金)
■テーマ:技術の臨床現場への実装の加速とシンガポールを拠点にした海外展開/Accelerating implementation of technology to clinical environment and beyond Singapore/
■訪問先:Medtech Actuator/Centre of Healthcare Innovation /Enterprise Singapore
リバネスシンガポールオフィスにてMedtech Actuatorの講義
医療系機関のプラットフォームCentre of Healthcare Innovation
シンガポール企業庁Enterprise Singaporeにてツアー参加者の集合写真
<参加者の声>
「シンガポールの訪問先では、アグレッシブに質問を聞くことや踏み込むことを邪気にされない文化を感じた。コミュニケーションをしっかり取っていけば広がる世界だと感じた。また、現地スタートアップのプレゼンテーションの型が大体決まっていて、参考になった」
「10年以上の目線を持って計画的に政策に取り組む、国の高い意識が見られた。明日からチャンスを探っていきたい」
「訪問先だけでなく、参加者との連携を作れた。帰国後も同じシンガポールと東南アジアを目指す参加者との繋がりを大切にしたい」