「リバネス・レジリエンス・プロジェクト」初の支部を立ち上げ〜テラ・ラボ災害対策オペレーションセンター及び山田商会HDと共に東海支部を始動
このたび、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)は、株式会社テラ‧ラボ(本社:愛知県春日井市、代表:松浦孝英)と株式会社山田商会ホールディング(本社:愛知県名古屋市、代表:山田豊久)と共に、南海トラフなどの自然災害も見据えて、しなやかで許容性のある社会インフラの創造を目指す「リバネス・レジリエンス・プロジェクト」の東海支部を立ち上げました。
■これまでの各社の取り組み・背景について
自然災害大国である日本は、地震をはじめとする様々な災害にも対応するレジリエンスが求められています。南海トラフ地震や首都直下地震の発生も予測される中、リバネスでは、災害発生時に各組織が独立して対応策を講じるのではなく、平時からまちの中で活用できる自立分散型のインフラ(水、エネルギー、通信等)や、ドローンを活用した点検・輸送システム、衛星データを活用した災害予測システム等を複合的に組み合わせ、平時と有事両方の観点からまちやコミュニティをデザインすることが重要であると考え、2024年4月に「リバネス・レジリエンス・プロジェクト」を立ち上げました。
※プロジェクト発足リリース:https://lne.st/2024/04/30/lvns-resilience/
テラ・ラボは、長距離無人航空機「テラ・ドルフィン」によって広範囲、高精度、高速に三次元データを収集し、政府、行政、インフラ事業者等、多組織と情報連携することが可能な「災害対策情報システム」の研究開発を推進しています。リバネス・レジリエンス・プロジェクトには第1期パートナーとして参画し、2024年7月には県営名古屋空港旅客ターミナルビル利活用事業者に選定され、2024年12月より南海トラフ地震に備えた災害対策オペレーションセンターを空港内に開設しました。
※災害対策オペレーションセンターリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000034117.html
山田商会ホールディングは、100年以上の歴史の中で培ってきたエンジニアリングの力と地球のレジリエンスを高める技術を組み合わせて、生活インフラの課題解決を目指している愛知県の100年企業です。これまでに地震や洪水などの災害時にはいち早く現場に駆けつけ、生活の基盤であるインフラを回復させる復旧支援にも取り組んできました。2023年1月には、テラ・ラボのJ-KISS型新株予約権を引き受け、2024年12月には広域災害対策オペレーションシステムの研究開発と現場への普及を共に推進するための研究資本提携を行いました。
※研究資本提携リリース:https://www.yamada-hd.co.jp/news/681/
■東海支部の発足について
テラ・ラボや山田商会ホールディングが拠点を構える東海地域では、30年以内に80%以上の確率で南海トラフ地震が発生するとも言われており、このような事態に備えて、名古屋空港北西部(豊山町青山地区)では、南海トラフ地震等の大規模災害時に、全国からの応援人員や物資等を円滑に受け入れ、被災現場や地域の防災拠点に迅速かつ的確に供給する「愛知県基幹的広域防災拠点」の整備計画が進んでいます。
このような状況において、一組織単独の技術やアセットだけではなく、各組織・各企業が蓄積してきた技術や知識を集結させて、課題解決のための技術の集合体「ディープテック」を開発し、課題の現場に速やかに届け、地域で運用するしくみをつくることが急務であると考えます。
そこで、このたび、テラ・ラボが名古屋空港内に災害対策オペレーションセンターを開設したことを契機に、リバネス・レジリエンス・プロジェクトの東海支部を立ち上げ、地域中核企業である山田商会ホールディングとともに、広域災害対策オペレーションシステムの研究開発の強化や現場への普及、迅速な復旧・復興活動に向けた平時と有事の両方で機能する持続可能な事業の創出を目指してまいります。
なお、2024年12月13日にリバネス・レジリエンス・プロジェクト東海支部の立ち上げに関する記者発表を開催いたしました。
【実施概要】
・実施日時:2024年12月13日(金) 14:00-16:00
・場所:県営名古屋空港ターミナルビル3階
・住所:〒480-0202 愛知県西春日井郡豊山町大字豊場
・タイムライン:
時間 | 内容 |
14:00-14:30 | ●災害対策オペレーションセンターについて 株式会社テラ・ラボ 代表取締役 松浦孝英 ●挨拶 中部大学副学長/中部高等学術研究所所長福井先生 |
14:30-14:45 | ●レジリエンスプロジェクトについて 株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸幸弘 |
14:45-15:00 | ●テララボとの研究資本提携について 株式会社山田商会ホールディング 代表取締役社長 山田 豊久 |
15:00-15:30 | ●施設・実機見学 テラドルフィン(固定翼無人機) モーターグライダー(有人機) 災害対策オペレーション(モニター) |
◯株式会社テラ・ラボについて
広域災害対策用長距離無人航空機「テラ・ドルフィン」によって、広範囲、高精度、高速に三次元データを収集し、政府、行政、インフラ事業者等、多組織と情報連携することが可能な「災害対策情報システム」の研究開発を推進しています。
本社:愛知県春日井市不二ガ丘3-28
代表者:松浦 孝英
設立:2014年03月
URL:https://terra-labo.jp
◯株式会社山田商会ホールディングについて
100年以上続く株式会社山田商会を中心として、ガス、水道・電気などの生活インフラ事業を手がけるグループ企業群です。人々の普段の生活を支えることはもちろん、これまでの歴史の中でも、地震や洪水などの災害時にはいち早く現場に駆けつけ、生活の基盤であるインフラを回復させる仕事にも従事してきました。街が、国が、そしてこの地球が高いレジリエンスを保っていくことを使命とし、現在ではセンサやAI、ロボティクス等の最先端のテクノロジーをもつディープテック分野のスタートアップとの連携に力を入れています。
本社:愛知県名古屋市熱田区桜田町19番21号
代表者:代表取締役社長 山田 豊久
設立:2016年9月
URL:https://www.yamada-hd.co.jp/
◯株式会社リバネスについて
「科学技術の発展と地球貢献を実現する」を理念に掲げ、2002年に理工系の大学生・大学院生が立ち上げた研究者集団の企業です。教育開発、人材開発、研究開発、創業開発事業を軸に、サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝え、異分野の知識をつなぐことで世界を変える持続可能な仕組みや事業を生み出す「知識製造業」を営んでいます。社員一人一人が自ら「課題」を掲げ、その情熱に共感する多くの研究者や企業を集めて分野・組織横断のプロジェクトを立ち上げています。
本社:東京都新宿区下宮比町1-4
代表者:丸幸弘、髙橋修一郎、井上浄
設立:2002年6月
URL:https://lne.st/
<本件に関する問合せ先>
株式会社リバネス 松原 TEL:03-5227-4198 E-mail:[email protected]