リバネス、メタジェン社に出資、事業拡大に向けた連携体制を強化〜「腸内デザイン」からあらゆる微生物叢を制御する「微生物叢デザイン」へ

株式会社リバネス(代表取締役グループCEO:丸幸弘)は、独自の腸内環境解析技術「メタボロゲノミクス®︎」を基盤に、腸内デザイン®︎を推進する株式会社メタジェン(代表取締役社長 CEO:福田真嗣)に出資しました。本出資により、メタジェン社の事業領域拡大に向けて、2社間の連携体制を強化するとともに、リバネスの知識プラットフォームを活用した異分野との共創を通じて新事業領域への拡大を図ります。
メタジェンは、2015年1月、リバネスが主催するTECH PLANTERの「第1回バイオテックグランプリ(旧:バイオサイエンスグランプリ)」にて、当時、大学の教員と学生であった創業メンバーたちが「便から生み出す健康社会」のテーマで最優秀賞を受賞し(※1)、同年3月、慶應義塾大学と東京科学大学(旧:東京工業大学)のジョイントベンチャーとして設立されました。以来、腸内細菌叢の遺伝子解析と代謝物質解析から得られる情報を網羅的に統合解析する独自技術「メタボロゲノミクス®︎」を基盤に、腸内環境にフォーカスした研究開発やプロダクト開発に取り組んできました。
(※1)https://lne.st/2015/01/26/1stbsgp-prize-goes-to-metagen/
リバネスは、メタジェンの創業当時から5年間、経営にも参画しながら、鶴岡研究所の立ち上げや資金調達、事業開発・海外展開、人材育成など、腸内細菌叢に関する事業を共に推進してきました。2017年には、リバネスより事業投資を実施し(※2)、腸内環境検査サービスの実証実験(※3)や、マレーシアでのラボ開設(※4)、大手企業との共同研究(※5)などの様々な共創を通じて、メタジェンと共に人類の健康の課題に取り組んできました。
(※2)https://metagen.co.jp/2017/02/20/20230601-1207/
(※3)https://lne.st/2019/02/28/metagen-lvns/
(※4)https://lne.st/2019/01/21/lvnsmy/
(※5)https://lne.st/2020/02/10/collabresearch/
そして、このたび、メタジェンは、2025年3月に設立10周年を迎えたことを契機に、「病気ゼロを実現する」というグループビジョンの達成に向けて、腸内細菌叢に限らず、口腔細菌叢や皮膚細菌叢、さらにはペットや家畜、土壌・海洋・住環境など、あらゆる微生物叢と人類の健康との関連性を追究する研究開発・事業開発に領域を拡大することを発表しました。
メタジェンからのリリース:https://metagen.co.jp/2025/09/03/20250902-1443/
「腸内デザイン®︎」から「微生物叢デザイン™」にコンセプトを拡張するにあたり、異分野の企業やアカデミア、行政等と連携や、そこから生み出された新たなサイエンスとテクノロジーの社会実装を強力に推進するために、リバネスより出資を行い、取締役の派遣(※6)等を通じて、2社間の連携体制をさらに強化してまいります。また、日本と東南アジアに広がるリバネスグループのプラットフォームを基盤に、腸内細菌叢に加えて、人類と地球の健康に関連する微生物叢の研究開発プロジェクトを創出してまいります。
(※6)https://metagen.co.jp/2025/04/01/20250401-1356/
<本件に関する問合せ先>
株式会社リバネス 経営企画室(担当:松原)
Tel:03-5227-4198 Mail:[email protected]