【超異分野学会 東京2026】基調講演に株式会社Rhelixa代表 仲木竜氏の登壇を決定「エピゲノム解析が切り拓く、パーソナル抗老化の新時代」/2026年3月6日 13:30-13:50

株式会社リバネスは、2026年3月に開催される超異分野学会 東京2026において、株式会社Rhelixa(本社:東京都中央区、以下Rhelixa)代表取締役社長 仲木 竜氏を基調講演登壇者として迎えることをお知らせいたします。
仲木氏は、大学院での研究当初からエピゲノムに焦点を当て、2015年にRhelixaを創業。独自のエピゲノム解析技術を強みとしたオミクス研究の支援サービスを展開し、基礎研究の支援から医療・社会実装に至るまで、エピゲノムの科学的知見を多様な形で社会に届ける挑戦を続けています。
講演では、Rhelixaが提供する生物学的年齢測定検査「エピクロック®」の研究的背景、技術、科学的信頼性、そして医療・行政・企業との共創を通じた社会実装の取り組みを紹介しながら、“個の老化を定量化できる時代”について語ります。
Rhelixaは、創業者である仲木氏の大学院時代の研究テーマであった「エピゲノム解析」の技術的可能性に立脚し、2015年に創業されました。起業初期から、科学者自身が技術を深く理解したうえで社会実装へと展開するその姿勢は、リバネスの掲げる「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念と深く共鳴しています。
リバネスは、同社がまだ黎明期にあった2015年のTECH PLANTER(バイオサイエンスグランプリ)にファイナリストとして選出、以降研究開発支援、事業開発、企業・研究機関との共創機会の創出などを通じて、継続的に支援を行ってきました。2024年には、エピゲノム年齢測定という新たな切り口で老化や生活改善に向き合うエピクロック®を共同で立ち上げ、エピクロック®共創プロジェクトの運営パートナーとして継続的に協力、医療機関・食品企業等との接点を共に構築し、社会実装の加速を後押ししてきました。
Rhelixaは、大学・研究機関向けの解析受託事業を2015年より継続的に展開し、これまでに民間企業572社、大学等研究機関368機関に対して累計約13,000件の支援プロジェクトを実施しています(うちエピゲノム解析に関する支援プロジェクトは約700件)[1]。国内外の大学・医療機関・研究者による論文・報告等でも活用されており[2]、解析技術には高い信頼性と実績、定評を有します。
エピクロック®は、日本人集団の特徴に特化して設計された生物学的年齢を予測するモデル(エピジェネティッククロック)です。その開発には Transfer Elastic Net(TENet)と呼ばれるRhelixa独自の転移学習手法が用いられています [3]。この手法により、日本人のエピゲノム(DNAメチル化)のパターンを反映した高精度なモデル構築が可能になりました。この手法で構築したエピクロック®は海外で開発された代表的なモデル [4]と比べて日本人集団に対する生物学的年齢の予測誤差(RMSE)は約17〜66%低減、相関係数(PCC)は全モデルで+0.012〜+0.026ポイント上昇するなど、日本人に対する高い適合性と実用性を有するモデルとして確立されています [5]。
2025年8月時点で、エピクロック®は全国約140件の医療機関・クリニックに導入されています。さらに、食品・住宅・製薬等の幅広い業種の企業27社が共創パートナーとして参画する「エピクロック®共創プロジェクト」も進行しており[6]、ここから7件のプロジェクトが進行しています。
京都府立医科大学との共同研究をはじめとして、大学や研究機関との共同研究が複数進行しています。これらの共同研究においてエピクロック®を活用し、「老化の見える化」することで、日本人の老化を科学的に評価し、健康長寿の鍵となる生活習慣や因子の絞り込みを進める試みが進行中です [7]。
こうした臨床や地域との連携を通じて、エピクロック®は科学的にも社会的にも“信頼され、実際に使われている”技術へと発展を遂げつつあります。
本基調講演は、科学と社会をつなぐ挑戦を続けてきたRhelixaと、それを支えてきたリバネスとの「共創の歩み」のひとつの集大成として位置づけられています。
■ 基調講演概要
大会名:超異分野学会 東京2026
ウェブサイト:https://hic.lne.st/schedule/tokyo2026/
登壇者:仲木 竜 氏(株式会社Rhelixa 代表取締役社長)
講演タイトル:エピゲノム解析が切り拓く、パーソナル抗老化の新時代
開催日:2026年3月6日(金)
会場:ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター
(東京都新宿区西新宿8丁目17−1 住友不動産新宿グランドタワー5F)
主催:株式会社リバネス
■ 注釈・参考リンク
[1] 同社ウェブサイトにて公開 https://www.rhelixa.com/service/
[2] 2024年までで107件の査読つき論文に掲載されています(うち共著論文13報、Material & Methodへの記載77件、謝辞への記載17件)
[3] 特許出願中:特願2024-074544、モデル構造概要は企業ウェブサイト参照
[4] Horvath. Genome Biol. 2013. Hannum. Mol Cell. 2013.Levine. Aging (Albany NY). 2018.
[5] Transfer Elastic Net for Developing Epigenetic Clocks for the Japanese Population. Tomo & Nakaki. Mathematics. 2024.
[6] 同社ウェブサイトにて公開 https://epiclock.jp/co-creation/
[7] 同社ウェブサイトにて公開 https://www.rhelixa.com/newsrelease-20251017/
■ 株式会社Rhelixaについて
会社名:株式会社Rhelixa(https://www.rhelixa.com/)
本社:〒104-0042 東京都中央区入船3-7-2 KDX銀座イーストビル5F
設立:2015年2月
代表取締役:仲木 竜
資本金:5億8900万円(資本準備金を含む)
役職員数:47名(内、Ph.D 15名)
事業内容:オミクス解析の受託およびコンサルティングサービス、医学生物学研究支援クラウドサービスの開発・運営、抗老化に関する研究開発及びサービスの提供
登壇者

仲木 竜 氏
株式会社Rhelixa 代表取締役社長
東京大学大学院 工学系研究科 博士課程修了。博士(工学)。
東京大学先端科学技術研究センター・ゲノムサイエンス分野にて学位を取得し、全ゲノム・エピゲノムデータの解析アルゴリズム開発とその応用を専門とする計算生物学者。
自身で開発した解析技術に関する方法論を複数発表しており、これまでに多数のオミクス研究プロジェクトに携わり、共著としての学術論文発表にも幅広く関わってきた。
2015年、オミクス研究を支援する株式会社Rhelixaを創業。創業以来、13,000件を超える研究案件を支援し、現在は生物学的年齢計測技術「エピクロック®」の研究開発および医療・企業・自治体との社会実装プロジェクトを主導している。
日本抗加齢医学会の評議員および東京大学 工学系研究科の客員研究員として、老化研究や予防医学の分野にも貢献。科学と社会をつなぐ共創型研究の実践者として、老化・ウェルネス・ライフコース医療の新たな可能性を切り拓いている。
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