2026年 新年のご挨拶-株式会社リバネス 代表取締役社長CCO 井上浄

新春を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。旧年中は、私たちリバネス並びにリバネスグループへのご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
2025年を振り返って
2025年は、国際情勢の不安定化、エネルギー・資源問題の顕在化、気候変動への対応、生成AIをはじめとする技術革新の急加速など、社会全体が大きな変化と不確実性に直面した一年でした。科学技術に対しては、単なる進歩ではなく、社会課題にどう向き合い、どのような価値を生み出すのかが強く問われる年でもあったと感じています。
そのような環境下において、リバネスは「知識製造業」としての実践と深化を一層進めました。私たちは、実験的プロジェクトを数多く走らせ、現場での学びと成果を積み重ねながら、研究成果の社会実装を推進してきました。国内外で研究者やパートナーの皆さまと共に小さな種を育み、大きな価値へと成長させるプロセスを体現する一年となり、知識の創出と社会実装の循環を確かなものにできたと考えています。
また、生成AIの積極的な活用をリバネスグループで開始しました(※参照)。生成AIを単なる効率化の手段としてではなく、研究者の思考を拡張し、知識創出のプロセスそのものを進化させる技術として捉え、教育・研究・事業の現場での実践を進めてきました。急速に進化するテクノロジーとどのように向き合うのかという問いに対し、リバネスなりの実験を始めた一年でもありました。
(※参照)https://lne.st/2025/05/16/lnest-openai/
Science Castle Asia 2025で実感した10年後の未来
次世代との取り組みは東南アジアにおいても拡大させ、マレーシアで開催したScience Castle Asia 2025において、基調講演の場に立ちました (※参照)。東南アジア各国を含め10カ国から集まった次世代の研究者たちが、自らの問いを持ち、社会と接続しようとする姿勢に触れ、次世代の可能性を強く実感しました。国や文化を越えて科学でつながる場の意義を改めて認識するとともに、彼らと共に創っていく10年後の未来が見えてきました。2026年、東南アジアとの接続点をさらに増やして行きます。
(※参照)https://global.lne.st/news/my/2025/10/23/postscasia2025/
リバネスグループの文化を創るGEM
また、リバネスグループ全体の価値観や意思決定を含む文化を創る取り組みとして、私自身が主催するGEM(Group Executive Meeting)を継続的に実施しました(※参照)。グループ各社の経営メンバーが集い、事業・組織・文化について本質的な議論を重ねることで、リバネスグループにおける共通言語と行動原理を醸成する場となっています。「何を価値観とするべきか」ではなく「われわれが実際に、何よりも大切にしているものは何なのか」を議論し、グループ間での共同事業が生まれてきています。

(※参照)
https://lne.st/2025/02/10/gem-start/
https://lne.st/2025/04/03/gem-2/
https://lne.st/2025/06/06/gem3/
https://lne.st/2025/10/03/gem4/
https://lne.st/2025/12/05/gem5/
2026年――24周年、そして転換点へ
2026年、リバネスは設立24周年を迎えます。リバネスにとっては時計の針が2周する大切な節目であり、これまで蓄積してきた知識・ネットワーク・実践知そして組織体制を次のフェーズへと進めるための大きな転換点だと捉えています。
年初には、リバネスグループのメンバー総勢140名が集まり、新年の抱負ピッチを行いました。24周年を節目として、さらに次の4年後を見据えながら、各人の挑戦や行動・姿勢の変化など、自らの意思を自らの言葉で宣言しています。この全員分の宣言は社員全員が持つリバネスノートに刻まれているので、ぜひリバネスメンバーに声をかけ見てみてください。
また、リバネスグループの経営強化として、私たちを暖かく、時に厳しく育ててくれた大先輩であり研究者、経営者である花井陳雄氏と平岡昭良氏に、リバネス取締役、リバネスノームズ取締役に就任いただきました(※参照)。強い土台を創り、大きく飛躍する準備が整いつつあります。
(※参照)
https://lne.st/2025/07/07/lvnsgroup-hr/
https://lne.st/2025/07/15/hiraoka-norms/
転換点となる2026年も、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という原点を胸に、教育・人材・研究・創業をつなぐ私たちならではの役割を強化し、より大胆に、より実験的に、社会に対して価値を生み出してまいります。
最後に、全員の宣言を分析・統合したリバネスのベクトルをご紹介します。
「自らを再構築し続けながら、個性と専門性を武器に、仲間と共に実験・実装を重ね、変化を楽しみつつ持続可能な価値と物語を社会に刻んでいく」
本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年1月16日
株式会社リバネス
代表取締役社長CCO 井上浄

