JSBi沖縄地域部会「沖縄若手の会:15年後のバイオインフォマティクスを考える」2012年9月13日
~未来にむけて、今学ぶべきは何か?~
1990年に始まったヒトゲノムプロジェクトでは、約3000億円を費やし約13年をかけてヒトの全ゲノムの解読しました。その後10年経った今は、数週間で解読できるようになりました。遺伝子領域だけに限定すれば1日で解読できるばかりか、個人でも支払える価格にまで下がっています。
わずか10年で大きく発展する現代においては、今の最先端は10年後の当たり前、10年先の最先端技術などは予想もできない時代といえます。だからこそ、今の知識や技術について若いうちから学び、10年後、20年後の最先端を担う今の学生にこそ、その先の研究やまだ見ぬ最先端の科学技術に思いを馳せて、今学ぶべきは何かについて考えて欲しいと考えています。
【日 時】平成24年9月13日(木) 16:30-18:00
【場 所】琉球大学農学部204講義室
【対 象】バイオインフォマティクス関連分野に興味を持つ全ての方々
【参加費】無料 ※事前申込は不要です。
=プログラム=
16:30-16:35 開会挨拶 沖縄地域部会 部会長 高野良 教授
16:35-17:00 基調講演 産業技術総合研究所 広川貴次 創薬分子設計チーム長
17:00-17:30 ディスカッション
17:30-17:45 発表
17:45-18:00 講評・総括
18:00 閉会挨拶
日本バイオインフォマティクス学会・沖縄地域部会とは
2011年2月、日本バイオインフォマティクス学会(JSBi)・沖縄地域部会が発足しました。 沖縄は、県や沖縄科学技術大学院大学が所有する次世代型のシーケンサーが10台を超えて集積されているなど他地域にない特色があります。 また昨年度のバイオインフォマティクス技術者認定試験では、沖縄工業高等専門学校・生物資源工学科の学生が過去最年少の17才で認定試験に合格し話題になりました。 今年は琉球大学の夏季集中講義でバイオインフォマティクスの基礎的な知識や技術を学べる特別講義が農学部と工学部の連携により開講、バイオインフォマティクスを若いうちから学ぶことができる環境が整いつつあります。 この度の沖縄地域部会の活動では、産業技術総合研究所・生命情報工学研究センターの広川貴次先生をお招きして、今まさにバイオインフォマティクスを学ぶ学生を主な対象に、目まぐるしく発展するバイオインフォマティクス分野の15年後を考えます。
リバネス沖縄事業所は、日本バイオインフォマティクス学会・沖縄地域部会の活動を応援しています。