【教材pick UP!】手作りサーマルサイクラーキット 「MakersToyPCR」組み立て教室始めました!
手作りサーマルサイクラーキット
「MakersToyPCR」組み立て教室始めました!
アメリカの生化学者キャリー・マリスによって発明され、今では生命科学研究の基盤技術となっているPCR(Polymerase Chain Reaction)。PCR法の決め手となるのは温度変化による酵素反応の制御です。昔は一定の温度に保った湯浴をいくつも用意して手動で反応を進めたりもしましたが、温度制御のステップを全自動で行う卓上装置サーマルサイクラーの登場により、簡便にPCR実験を行うことができるようになりました。現在では、微量のDNAから短時間かつ簡単に目的のDNA断片を増幅することが可能となり、親子鑑定や犯罪捜査など幅広い分野で活用されています。生物の教科書にも取り上げられ、大学入試でも頻繁に出題される一方で、多くの中学校や高校では、PCR実験の必須機器であるサーマルサイクラーを所持していないのが現状です。学校の中でも手軽にPCRに挑戦できる機会を増やそうと、リバネスは手作りサーマルサイクラーキット「MakersToyPCR」を作りました。
MakersToyPCR導入校募集
今なら、リバネス研究スタッフによる組み立て教室付きのスペシャルプランがご利用いただけます。機器の組み立てからPCR実験のポイントまで、実際に開発に関わった研究スタッフが分かりやすく解説します。
MakersToyPCRスペシャルプラン
【内容】
・MakersToyPCR 本体 ※操作用PCは各校にてご準備ください。
・組み立て教室(研究開発スタッフ1名派遣)
・PCR実験指導(トライアル試薬付き)
・研究テーマ例紹介
【価格】200,000円(税抜)
【対象】全国の中学校・高校 先着10校
【実施時期】2014年3月~8月で応相談
※遠方の場合、交通宿泊費が別途必要となります。
リバネス科学部でも使用予定!
分子系統樹を作成するために欠かせない、特定D N A 断片の増幅にMakersToyPCRが大活躍の予感。リバネス科学部では、植物に広く保存されたDNA領域をPCRで増幅するために、プライマーの設計から行います。全国の高校生のみなさんと共同研究に発展する可能性も…。他にも、PCR実験を取り入れた研究アイディアは無限大。各校のオリジナルテーマが広がることを、楽しみにしています!
<系統解析の流れ>
Step 1 目的のサンプルからDNAを抽出
Step 2 PCRで特定の配列を増幅
Step 3 シークエンス解析でDNA配列を読み取る
Step 4 解析ソフトを使って分子系統樹を作成
【お問い合わせ】
株式会社リバネス TEL:03-5227-4198(担当:西山)