理系大学生・大学院生におすすめなインターンシップまとめ2015(後編)
理系大学生・大学院生におすすめなインターンシップまとめ2015
前編記事は理系大学生・大学院生におすすめなインターンシップまとめ2015(前編)
後編はビジネスのシビアな現場を体験してみたい人向けの取り組みです。
今回の記事で取り上げる取り組みはインターンシップとは呼ばないかもしれません。1日〜3日と比較的短期間なワークショップ・ゲーミフィケーション型だからです。本気でシビアな現場を見ようと思うと時間的制約の高いものが多く、しかも多くが文系向きです。理工系で専門が活かせ、理工系学生の研究サイクルを考慮したインターンシップを探そうとなると短期間に絞られてくるのが現状のようです。ちなみに本気の方はNPO法人ETICが社長のカバン持ちやベンチャーでの事業化プロジェクトへのインターンシップ生としてのアサインをサポートしているので、覗いてみることをおすすめします。
◆ノバルティスバイオキャンプ
バイオ系の人には有名。製薬会社のノバルティスファーマが世界的に開催しているインターンシップです。 グローバルな視野とリーダーシップに触れる機会の提供を謳ってCSR的に開催しています。3日間にわたり、研究開発や起業家、専門家の講演を聴講し、グループにわかれてバイオヘルスケア領域における新規起業プランを討議する頭に汗をかくタイプのインターンシップ。提出書類である履歴書等を英語で出す必要がある上、開催中の議論もすべて英語というハードルの高い取り組みですが、3日間本気でぶつかることのできる仲間や、多様な考え方をまとめる力、事業化の視点など、参加者の満足度は大変高い印象です。就職先も製薬会社にかぎらず、コンサルタントやベンチャー、商社、アカデミアなど多岐にわたっているようです。
◆武田薬品工業 CAT-G
化学・バイオを中心に多くの人の関心が高い製薬企業。その経営を1日のゲームで体験できる面白い取り組みです。ゲームといっても製薬会社の35年分の経営戦略をチームで打ちたて、コンピューターで経営判断しながら、売上を他のチームと競っていく、という頭に汗をかくだけでなく、コミュニケーション力や決断力、分析力など様々な力が必要となります。4人1組でチームになって、経営企画側と研究開発側の役割を決め、その連携によって動くので、研究開発を希望される方はぜひ経営側の役割になって、経営企画側の苦労も経験できると、就職活動で出会う面接官の気持ちもわかるかもしれません。
番外編:博士取得後でも間に合う!ポスドク向け長期インターンシップ
博士課程在籍の人は在籍中は研究に没頭し、就職活動どころではない場合も多数。
そんな人に向けて、修了後にインターンシップできる仕組みがあります。
■パソナグループ×アカリク
人材業界の大手パソナグループと博士の就職支援で有名なアカリクが提携し、ビジネス研修をうけながら、企業の研究所にインターンシップにいけます。何ヶ月か経験した後、双方が同意すればその後の就職にもつながるようです。
■ボッシュ株式会社の若手リーダー育成プログラム
自動車エンジンのシェア率トップを誇るドイツ生まれの会社です。ボッシュへの入社志望度の高い人に向けて、将来経営に携わる人材になれることを念頭に、1年~2年の長期に渡って、海外への滞在も含めて、ボッシュの業務に関わることができるインターンシップです。
開始時期も本人にあわせられ、博士人材におすすめの長期プログラムですね。 理系の職種では技術営業や研究開発部門などへの配属ができるようです。
いかがでしたか?ちなみに株式会社リバネスでも長期インターンシップを通年で実施しています。集まるのは毎週日曜日のみ、プロジェクト制なので自分の都合にあわせて何の企画に参加するかを選択できるのが平日は研究に忙しい理工系の若手研究者には嬉しいところだと思います。自分の研究をベースに企画する実験教室や、高校生向けの科学雑誌制作、産学連携、事業化支援、論文リサーチなど、社員と一緒に経験して、研究経験をどのようにビジネスに活かせるのかがわかるインターンシップなので、ぜひのぞきにきてみてください!
株式会社リバネスインターンシップ
毎週日曜日開講・学部3年生〜ポスドクまで