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プランクトン研究企画第二弾!小学生を対象とした入門編を「小学生のための海の王国〜こどもバリシップ〜」にて実施しました

プランクトン研究企画第二弾!小学生を対象とした入門編を「小学生のための海の王国〜こどもバリシップ〜」にて実施しました

 株式会社リバネスは、2018年11月25日に愛媛県今治市で開催した「小学生のための海の王国〜こどもバリシップ〜」(https://lne.st/2018/11/27/uminooukokuimabarihoukoku/)にて、プランクトンに関する実験教室を小学生対象に実施しました。今回の教室は、小学3年生から6年生を対象に、午前の部16名、午後の部15名参加のもと、「海に住むプランクトンを探そう」というテーマで実施しました。

 今回の教室は、プランクトンに関する研究に取り組む企画の第二弾となり、小学生向けの入門編を実施しました。(第一弾は2018年9月に静岡雙葉中学校・高等学校にて中高生向けの講座を実施(https://lne.st/2018/12/19/shizuokafutaba2018/))

 

 今回観察に用いたプランクトンは、会場の近隣にある今治城の水堀に生息するものです。導入講義ではクイズを通してプランクトンについて学び、その定義や特別な性質を知り、子どもたちは興味を深めました。その後、顕微鏡観察を行い、肉眼で見るとただの点でしかないプランクトンにも様々な種類がいることを確認しました。

 池や川、海など様々な水環境に生息しているプランクトンは、環境によって生息する種類が変化するため、プランクトンの種類を調べことはその環境について知るための重要な手がかりとなります。今回は国内でも珍しく水堀に海水をひいている今治城に生息しているプランクトンを観察しました。プランクトンネットを用いて採集されたプランクトンを子どもたち自らスポイトで採取し、顕微鏡で観察しました。また、図鑑を使って観察で見つかったプランクトンがどんなところに住むのかを調べ、採ってきた場所がどんな環境なのかを推定しました。その結果、河口など汽水域に生息するプランクトンと内湾に生息するプランクトンが点在していることがわかりました。

 

 今回の実験教室を通して、子どもたちはミクロな視点で見てみると毎日目にしている場所にも新たな世界が広がっていることに気づきました。講師自身、海のダイナミックな物質循環を探るために、あえてプランクトンという小さな世界の研究を行っていました。今回の参加者は、「面白い」「調べてみたい」と思うものを少し視点を変えて探ることで新たな発見ができると実感することに繋がったと思います。

 

〔参加した生徒の感想〕

  • プランクトンは水の中ではいちばん大事な生き物で、プランクトンがいないと水の生き物がいなくなってこまることがわかりました。
  • 説明が簡単でわかりやすかったし、図鑑のいろいろなプランクトンを見つけておもしろかったです。
  • プランクトンの生きている姿とか動き寄る姿をもっと見てみたいです。
  • プランクトンを見つけたり調べたりするのがおもしろかったです。
  • プランクトンは光ったり毒を持ったりと特殊能力を持っていることにびっくりしました。

 

〔参加したスタッフの感想〕

 今回舞台となった今治城の水掘は海水をひいているため、潮の満ち引きで生息しているプランクトン群集は変化しています。また水掘の一部から淡水が湧き出ているため、かなり特殊な環境です。毎日目にしている風景も、視点を変えて見てみると新たな発見に出会えることがあります。実験教室では目の前に広がる自然に対して、ミクロな視点で向き合いました。今後子どもたちがどんな新たな発見と出会えるのかが楽しみです。

 

〔当日の写真〕

 

〔概要〕

日時:2018年11月25日(日)午前の部10:30-12:00、午後の部13:00−14:30

企画:海に住むプランクトンを探そう

対象:小学3~6年生 午前の部16名、午後の部15名

テーマ:プランクトン、顕微鏡観察

講師:株式会社リバネス 滝野翔大

 

リバネスでは、答えのない課題に挑戦できるような出前実験教室を全国の小中高校で行っています。実験教室の実施をご希望の方は以下のお問い合わせ先にご連絡ください。

■お問い合わせ先:

株式会社リバネス 教育開発事業部 担当:滝野・仲栄真

TEL:03-5227-4198

E-mail:[email protected]