2019年 新年のご挨拶
いつもお世話になっております。リバネスの丸です。
平成最後の新年のご挨拶となります。
1989年1月8日から平成は始まり、2019年1月8日で30年が経ちました。
平成はバブル崩壊という大きな出来事が起こるまで経済優先の時代でした。崩壊後も、変化している世の中という現実を直視しなかった結果、必ず復活すると盲信し、昔のやり方を闇雲に踏襲してきた時代だったのかもしれません。
それでも、今までの蓄積があったからどうにか成り立ってきました。平成という年号は、「平坦でも成り立つ」という意味を表しているようにも思います。
しかし、この先の日本にはもはや蓄積はありません。間もなくポスト平成時代に突入し、後8年で分岐点を迎えることになると私は予想しています。
ポスト平成時代では、今後の日本の発展にマイナスとなる東京一極集中から、地域分散へと構造変化がおこります。
その過程で、一極集中前提で作られた資本主義経済は終焉を迎え、生産性(Productivity)や出来高(Cost performance)、市場性(Marketability)の枠からこぼれ落ちたものを、共感性をもつコミュニティが拾い集め、新たなクリエイティブな場を生んでいく、共生型産業へとシフトしはじめます。
資本主義経済ありきの古い感性は淘汰され、次世代の感性へと交代がおこり、何気ない小さな投資が高い価値をもつようになるのです。
2018年に掲げたテーマ「未来につながる場を創る」は、自分さえ良ければという自分主義を脱却し、課題解決への情熱を持つ未来志向の個人が共感的につながることで大きなうねりを生むという意味です。
2018年挨拶:
https://lne.st/2018/01/16/2018message/
そして、2019年のテーマは骨。
「真骨頂を発揮する」
平坦でも成り立つ日常があった30年間は終わり、モノからコトへ、コトからヒトへ、そしてヒトとは何かをあらゆる方面から考える時代へ移ります。そして、これからの日本は、国内で魅力的な地域分散型コミュニティを再構築し、そこに海外から呼び込む「インバウンドグローバライゼイション」の考え方が特に重要になります。
つまり、2019年リバネスの真骨頂が試される一年になります。その為にも3代表制と組織の権限分散を行い、速度をさらに上げていく事にいたしました。
3代表体制:
https://lne.st/2018/12/15/pressrelease/
代表メッセージ:
https://lne.st/about/message/
リバネスの知識プラットフォームは、知識を蓄積し、独占するのではなく広く開示し分析して、様々な課題と統合することで、地球規模の課題を解決します。サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝え、後世のために地球貢献を実現するという究極のマーケティングです。今後の8年間で必要不可欠な社会インフラになると確信しています。
ますます地球規模の課題解決に向けて邁進していきますので、今年もどうぞよろしくお願いします。
2019年1月26日
株式会社リバネス
代表取締役 グループCEO
丸 幸弘
最近の主なニュース
①リバネスグループ、初となる海外インキュベーション研究所をマレーシアUTM MJIITと開所
②神戸医療産業都市との連携により創薬・医療系ベンチャーに特化した発掘育成プログラムを発足
③TECH PLANTER経営支援パートナーの損保ジャパン日本興亜と エピゲノム解析のRhelixa社に共同出資
④リバネスマレーシア 初の現地社員 Abdul Hakim Bin Sahidiが最年少で取締役に就任
⑤リバネス子会社のヒューマノーム研究所、新体制を発表
⑥中国銀行・リバネス・小橋工業の3社で岡山県等のテクノロジーベンチャー発掘・育成における連携体制を構築
⑦リバネスグループとDrone Fund、シンガポールのRed Dot Droneに共同出資
⑧インバウンドグローバライゼーションの取組みを本格始動 東南アジアのテックベンチャーを初めて日本に誘致