実施報告:『サイエンス授業2018 DNA鑑定実験教室 ガンの最新治療とサイエンス』を実施。(主催:アストラゼネカ株式会社)
アストラゼネカ株式会社は、2018年11月30日、常翔学園中学校・高等学校のスーパーコース、薬学・医療系進学コース化学ゼミ生に在籍する高校2年生22名を対象とした「サイエンス授業2018 DNA鑑定実験教室 ガンの最新治療とサイエンス」を開催しました。本企画は、アストラゼネカ株式会社が主催し、株式会社リバネスが企画協力を行った先端科学実験教室です。
まずアストラゼネカ株式会社のメディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)の方から、がんと薬物治療の話を聞きました。そしてがんは遺伝子が傷つくことで発症し、それを克服するには遺伝子やDNAについて詳しく知る必要があることを学びました。
次にDNAをより詳しく知るために、DNA鑑定実験を行いました。DNA鑑定はPrecision Medicineなど最先端の医療にも応用されている技術です。生徒たちはある塩基配列に特異的に働く制限酵素を2種類のDNAに入れ、DNAが切断されるか否かを調べました。極微量の液体を加えるだけでDNAの塩基配列の違いを区別することができたり、電気泳動法によって目視でDNAの長さの違いを確認することができるということに受講した生徒たちは驚いていました。
最後の職業講話の時間では、MSLの方や実験をサポートした社員の方と生徒たちが語り合い、「何故この道に進んだのか?」「高校時代はどんなことに興味があったのか?」などの話を聞きました。受講した生徒の多くは医学系・薬学系を志しているため、がん治療のために日々取り組んでいる大人との対話は貴重な時間になったと思います。
この度、「サイエンス授業2018 DNA鑑定実験教室 ガンの最新治療とサイエンス」の様子がわかるムービーが、アストラゼネカ株式会社のHPでCSR活動の一つとして紹介されましたのでぜひご覧ください!
〔参加した生徒の感想〕
- 普段は話を聞けないような方々の授業で、多くを自分に還元できたと思います。
- 科学が今後の未来に大きく影響し、人を助けることがよくわかりました。
- 自分の目標に対してこのような道があることを考えさせてくれたりして、非常に実のある時間でした。
- 親戚ががんなので、詳しい話がわかって良かったです。
- 職業について先生以外の方から話を聞けて考えが広がった。
〔実施概要〕
日時:2018年11月30日(金)
場所:常翔学園中学校・高等学校
主催:アストラゼネカ株式会社
企画・運営:株式会社リバネス
〔当日の写真〕