環境ダイゼンと「牛尿発酵液の生産過程の解明」に関する共同研究を開始
株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役副社長CTO:井上 浄)と株式会社環境ダイゼン(本社:北海道北見市、代表取締役社長:窪之内 誠)は、牛尿発酵液の生産過程の解明に向けた共同研究を開始いたします。
環境ダイゼンは、北海道の主要産業である酪農が引き起こす水質汚染や悪臭被害の改善を目指し、発酵処理による牛尿の無害化と発酵液に含まれる機能性を活用した商品開発を行っている北見市発のベンチャー企業です。2019年9月には、リバネス主催の第6回バイオテックグランプリに出場し、複数の企業賞を受賞しました。
同社を設立した北海道には、約80万頭の乳牛が飼育されており、うち約48万頭は牛舎内にロープ等でつなぐ”繋ぎ飼育”と呼ばれる方法で管理されています。繋ぎ飼育の牛から発生する尿は一日約720万リットルにものぼり、一度尿溜めに集められた尿はそのまま河川や農地に散布されるため、水源汚染や近隣住民への悪臭被害が年々深刻化しています。環境ダイゼンでは、これらの牛尿を独自の微生物叢を用いた発酵処理により無害化・無臭化することに成功し、さらには、発酵液に消臭や水質改善、植物成長促進効果があることを見出しました。通常廃棄している牛尿を農家から買い上げ、機能性を有する高付加価値商品へと変換することで、持続可能な循環型ビジネスと地球環境の改善を目指しています。
しかし、発酵液の生成過程や植物生育促進の作用機序は明らかになっておらず、このたび、リバネスの専門的知見と知識プラットフォームを活用して、牛尿の発酵処理過程における微生物叢の変遷を科学的に解明する共同研究を実施することとなりました。
本共同研究により、牛尿の発酵速度を高め、現在の年間600トンという処理能力をさらに向上させることで、北海道のみならず、世界を視野に入れた環境問題の解決に取り組んでまいります。
【リリースに関するお問合せ先】
株式会社環境ダイゼン
〒099-2103
北海道北見市端野町三区438-7
担当:工藤
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TEL:0157-67-6788
株式会社リバネス 経営戦略室
担当:松原
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